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操車場(そうしゃじょう)とは、鉄道における停車場の一種で、貨物列車などの組成・入換などをおこなう場所である。ヤードともいう。 到着線についた貨車は順に転送線に送られ、多数の分岐器を経て目的の仕分線に送られる。大きな操車場には「ハンプ」と呼ばれる人工の丘があり、重力を利用して貨車を転走させ、仕分線へと送る。 日本において、明治期には官設鉄道と私鉄はそれぞれの線区でのみ貨車を運用しており、各鉄道間を直通する運用はされていなかった。しかし、1907年(明治40年)に私鉄が国有化されたことを機に貨物輸送体系の見直しが行われ、その一環として大正期になると各地に操車場が設置された〔『日本の鉄道史セミナー』(p215)〕。 == 役割 == 出発地から目的地までの直行列車がない場合に、旅客が複数の列車を乗り継ぐように、貨物も複数の列車のリレーによって輸送される。これを「継送」という。コンテナ1個の貨物の継送は、駅でコンテナを別の列車に積みかえることによって行なう。車扱貨物の継送は、駅で貨車を別の列車につなぎかえることによって行なう。 「組成駅」では車扱貨物の継送のための貨車の組みかえが大規模に行なわれる。すなわち、異なる方面から到着した複数の列車を「分解」し、行き先の方面を同じくする貨車ごとに「仕分」し、異なる方面に向かう複数の列車を「組成」する。駅の拡張が輸送量の増大に対応できなくなると、一連の作業を専門におこなう施設として「操車場」が設けられる。広義には、駅に付帯する仕分のための施設も操車場と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「操車場 (鉄道)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Classification yard 」があります。 スポンサード リンク
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