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貸元[かしもと] 貸元(かしもと)とは、紙芝居師に紙芝居を貸す元締め、もしくは賭博場の経営者。貸し元とも書く。 商売道具を貸したり、賭博場で負けた客に金を貸す元だから貸元と呼ばれる。この貸し付ける現金を「廻銭(かいせん)/駒(こま)」と呼ぶ。カラス金(1日1割)、トゴ(10日5割)、ヒサン(1日3割)などと呼ばれる違法な高利がほとんどである。 廻銭が不足することは貸元にとって大きな恥とされる。 暴力団の世界では縄張りの責任者という意味もある。必ずしも一家の長というわけではないが、博徒の世界では組長を指すことが多い。 貸元が常に賭場にいるとは限らず、実質的な責任者はその配下の代貸(だいがし)である、その下には、上着を預かったり、お茶を出したり、灰皿を交換するなどの雑務に従事する出方(でかた)衆の本出方、助出方が、さらにその下には、履物を管理する下足番や人の出入りを監視する張番(はりばん)をする三下(さんした)衆が控える。見張ることを「敷展(しきてん)を切る」と言ったりもする。 かしもと
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「貸元」の詳細全文を読む
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