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資本資産価格モデル(しほんしさんかかくモデル、、シーエーピーエム、キャップエム)とは、金融資産の期待収益率のクロスセクション構造を記述するモデル。1960年代にウィリアム・シャープ、、により独立に発表された〔はこの3名より先行して独立にCAPMの導出に至っていたことが知られている(, )。しかしTreynor の研究成果は学術誌で出版されなかったので、CAPMの導出についてはこの3名の業績が上げられる場合が多い。〕。CAPMの下では金融資産の期待収益率の共変動〔異なる金融資産のリターンの変動が同一の傾向を示すこと。〕が市場ポートフォリオ(時価総額加重平均型株価指数)の期待収益率の変動で説明される。後述のようにCAPMに代替する資産価格モデルも多数登場しているが、金融経済学において最も基本的な資産価格モデルの一つであり、CAPMによって定式化された概念は学術研究のみならず金融実務や個人投資の手法等にも広く浸透している。特にウィリアム・シャープはCAPMの導出も含めた資産価格理論研究への貢献により1990年のノーベル経済学賞を受賞している。 == 概要 == CAPMによれば、金融市場における任意の金融資産 の期待収益率(期待リターン) は次の式を満たす〔, 81p〕。 : ここで * は資産の期待収益率 * は安全資産の利子率 * は市場ポートフォリオと呼ばれる金融市場に存在する全てのリスクのある金融資産の時価総額加重平均ポートフォリオの期待収益率 * 市場ポートフォリオの期待収益率と安全資産の利子率の差 は''マーケットリスクプレミアム''と呼ばれる。 * はマーケットリスクプレミアムに対する資産 のリスクプレミアムの感応度であり、 を満たす。ただし、 は資産 の収益率 と市場ポートフォリオの収益率 の共分散で、 は市場ポートフォリオの収益率の分散である。この のことを資産 の''ベータ''()と呼ぶ。 この式の導出については、CAPMの導出を参照。CAPMの下では全ての金融資産のリスクプレミアムが共通ファクターである市場ポートフォリオのリスクプレミアムと、それに対する各資産固有の感応度であるベータの積で表されることから、金融資産の期待収益率のクロスセクション構造が完全に決定されている。CAPMにより理論上のリスクプレミアムが評価できることから、金融資産の(CAPM上での)適正価格を導くことができ、適正な資産価格の一つの基準として利用することが出来る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「資本資産価格モデル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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