|
(n) matter =========================== ・ 質 : [しつ, たち] 【名詞】 1. quality 2. nature (of person) ・ 質料 : [しつりよう, しつりょう] (n) matter ・ 料 : [りょう] 1. (n,n-suf) material 2. charge 3. rate 4. fee
質料(しつりよう、、ヒュレー)は古代ギリシアの概念で、形式をもたない材料が、形式を与えられることで初めてものとして成り立つ、と考えるとき、その素材、材料のことをいう。 == アリストテレス哲学における「質料」 == アリストテレスはこの概念について『自然学』で解説している。 たとえば、建築家が「木造の家」をつくるとき、材木が質料(ヒュレー)である。この受動的な存在である材木にはたらきかけ、形を与えることによって、「木造の家」が現実化する。プラトン的なイデア観においては、イデアは現実の外にあってエロース(愛)の対象となった。しかし、アリストテレスにおいては、「イデアは個物に内在する」ととらえる。上記の例でいうと、材木を用いて家をつくるその家のかたちがイデアなのであり、イデアは家を建築する場=実在の家に内在化する。このようなイデアを、プラトンの考えと区別し、エイドス(形相)と称した。こうして、ヒュレーとエイドスの関係で事物を考えることによって、事物の運動発展を論理的に説明できるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「質料」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|