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『贖いの聖者』(あがないのせいじゃ)は、原作大塚英志、漫画白倉由美による漫画作品。この作品を機に白倉由美は小説家に転身した。 1991年に太田出版より書き下ろしで発行、2002年に角川書店ニュータイプ100%コミックより復刊。 == 概要 == 著者のあとがきにあるように、1980年頃に発生したイエスの方舟事件を下敷きにしたフィクションであり、この事件を興味本位ではなく、傷ついた人を救おうとしてしまった人が、救いを求める人と出会ったという観点から描いた作品である。また、宗教とは何かというテーマを扱っており、非常に文学的・哲学的な作品でもある。 原作者の大塚英志によると、原作を書くにあたって、白倉由美と宗教の役割とは何かについてディスカッションしたそうである。その結論は、「人を日常に戻し、現実に再度つなぎとめるために捨てられることこそを自らの役割とする宗教家」が、ぎりぎり自分たちが許容できる宗教家像である、というものであり、物語の結末で、主人公の少女が、イエスの方舟の主宰者の千石イエスがモデルの青年を捨てて、以前にいたありふれた日常にたった一人で帰還するのはそのためである〔『「おたく」の精神史――1980年代論』(大塚英志、朝日文庫)の23章「漂流する人々」より〕。 作中に登場する「師(マスター)」の外見はロックバンド筋肉少女隊の大槻ケンジがモデルである〔『「おたく」の精神史――1980年代論』(大塚英志、朝日文庫)の23章「漂流する人々」より〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「贖いの聖者」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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