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赤バス : ミニ英和和英辞書
赤バス[あかばす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あか, あけ]
 (n) 1. red 2. crimson 3. scarlet 4. communist

赤バス : ウィキペディア日本語版
赤バス[あかばす]

赤バス(あかバス)は、かつて運行されていた大阪市交通局の小型ノンステップバスによるコミュニティバスである。
名称は車体の色に由来しており、公募によって決定された。運賃は100円均一だったため、100円バスの役割もあった。
運行は、赤バス運行開始当初より2010年までは全系統が大阪市と、大阪市交通労働組合の共同出資により設立された大阪運輸振興(現・大阪シティバス)に委託していたが、同年3月28日のダイヤ改正で一部の系統で井高野営業所も担当することになったため、同営業所の担当路線に限り南海バスに委託していた。
一般の大型バス路線ではカバーしきれない各区内の住宅地病院商店街鉄道駅区役所などの公共施設をきめ細かく結ぶ地域密着型公共交通サービスとして、2000年5月20日に試験的に5路線での運行を開始。2002年1月27日に21路線で本格的な運行を開始した。
以後、路線数の増減もあったが、乗客数が伸び悩んでいたこと、多額の赤字を出していたことなどから、2013年3月31日で運行を終了した。
== 概要 ==
2012年4月時点で29路線が運行され、超小型の車体ゆえに通常のバスでは走行困難であった地区への路線開設や市交通局職員の(定年退職後の)雇用確保には一定の成果を挙げていた。ただし運行時間帯が短く(最速で16時頃に運行を終了する系統もある)、通勤に使いにくいことや、待ち時間を考えると徒歩移動の方が速いケースもあるため、利便性が高いとはいえない部分もあった。
その後、都心部の路線を中心に減便傾向が続いた。また地域によっては微妙な路線の変動が激しいところもあった。2008年3月30日には赤バス初の路線廃止があり、中央区を運行していた中央ループ(天満橋→谷町四丁目→下寺町→中央区役所→天満橋)が廃止された。また、同年6月1日には西ループ(地下鉄西長堀→本田一丁目→安治川トンネル前→西区老人福祉センター→地下鉄西長堀)も廃止された。
大阪市交通局は、赤バスが市営バスの赤字体質の一因となっているとして、赤バスを2010年度末までに全廃する意向を2009年3月に打ち出した
市営バス事業の改革プラン 「アクションプラン」(案) - 大阪市交通局 PDFファイル 2009年6月17日閲覧 当資料中、P.9,24-27,41に赤バスの廃止について触れている。〕〔赤バスを22年度末にも全面廃止 大阪市交通局 - 産経新聞 2009年6月10日〕。しかし実際には、2010年度から2011年度を「利用促進への取組」の時期とし、区民説明会や地域調整協議会などを経て2011年10月に路線を一部再編した。その上で需要検証を翌2012年3月にかけて行い、同年度末に路線の抜本的再編を行う提案もあったが、同年度末で全路線を廃止することも検討していた〔大阪市会だより 2012年9月号の交通水道委員会の部分〕。その後、同年9月21日に正式に26路線を同年度末で廃止し、残り3路線は利用者が多いため1年間運行を延長する方針が示された〔不採算44路線1年延長 赤バス26路線3月末廃止 - 大阪日日新聞、2012年9月22日。〕。この3路線は「西淡路 - 区役所」が11号・11A号系統に、「長吉長原西 - 瓜破西」が出戸バスターミナルを境に長吉長原西方面が16号系統、瓜破西方面が66号系統に、天王寺ループが68号系統の一般系統となったが、このうち68号系統は2014年3月31日の運行を最後に廃止され、66号系統も2014年4月1日より14号系統と統合され廃止となった。
廃止となる一部の区では独自に民間事業者に委託してコミュニティバスを1年間運行した〔赤バスは3月31日の運行をもって終了します - 大阪市交通局、2013年3月12日。〕が、一部のコミュニティバスは2014年3月31日で廃止された。
前述の通り運賃は100円であったが、乗降扉が1か所しかなかったものの、運賃は大阪市営バスの通常の路線バスと同じく後払いとなっていた。また、スルッとKANSAIカードの印字は、通常の路線バスの印字とは異なり、「大交BUS」と表示されていた。これは、通常の路線バスと赤バス間の乗り継ぎの際に運賃の割引があるため、どちらのバスに乗車したのかを判別するためであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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