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赤石山脈(あかいしさんみゃく)は、長野県、山梨県、静岡県に跨って連なる山脈。通称南アルプスとも呼ばれ、飛騨山脈(北アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)と共に日本アルプスと呼ばれる事もある。 山脈の主要な部分は、南アルプス国立公園〔南アルプス国立公園の公園区域概要 と、ユネスコエコパークに指定されている。また長野県側は南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークに指定されている。、環境省、2010年12月14日閲覧。〕。その地域は鋸岳から光岳に及び、この区間の主稜線には登山道が整備され要所には山小屋とキャンプ指定地がある〔『アルペンガイド南アルプス』山と渓谷社、2009年、ISBN 978-4-635-01358-1〕。また、その東の山梨県側は、南アルプス巨摩県立自然公園に指定されている。大井川、安倍川の流域は、川沿い又は尾根が奥大井県立自然公園に指定されている部分もある。また、鋸岳の西に位置する幕岩から下流の戸台川は三峰川水系県立自然公園に指定されている。 赤石山脈には、9山の3,000m峰があり、10山が日本百名山に選定されている〔『日本百名山』深田久弥(著)、朝日新聞社、1982年、ISBN 4-02-260871-4、P286-P321〕。 == 赤石山脈の範囲 == 赤石山脈とは、最も広義には、諏訪湖を頂点とし、東では釜無川と富士川、西では天竜川に挟まれた山地をさす。この意味での赤石山脈は、いくつかの山脈の集合体という意味で、赤石山系とも呼ばれる。〔白籏史朗、『アルパインガイド 30 南アルプス』昭和51年版。〕赤石山系は、南西方向では静岡県と愛知県の県境の弓張山地(天竜川の対岸)へと地形的には続いている。広義での赤石山脈には、これも含まれることがある。 しかし、赤石山系の西端に南北に走る伊那山地(標高1600-1800m)や、東端にやはり南北に延びる巨摩山地(標高1600-2000m)と身延山地(標高1000-2000m)は、山系の中心をなす山々に比べてかなり低いこともあり、赤石山脈からは除かれることもある。〔身延山地には、巨摩山地(櫛形山地)を含めることもある。〕弓張山地についても同様である。これらの山々を除いた赤石山系の主要部を赤石山脈と呼ぶことも多い。一般に「南アルプス」と呼ばれるのは、この意味での赤石山脈のうち標高の高い部分である。 この南アルプスも、細かく見れば三つの山脈の集合体であり、そのうち仙丈ヶ岳から三峰岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳へとつながっていく山脈を赤石山脈と呼ぶ場合もある。その場合、狭義の赤石山脈と、白峰山脈、そして甲斐駒山脈(下記参照)が南アルプスを構成することになる。〔白籏史朗 前掲書〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「赤石山脈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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