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伊豆山権現(いずさんごんげん)は伊豆山(走湯山)の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、千手観音・阿弥陀如来・如意輪観音を本地仏とする。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、伊豆山権現社・走湯山般若院で祀られた。伊豆山三所権現、走湯権現とも呼ばれた。 == 歴史 == === 創建 === 現在の神奈川県熱海市にある伊豆山は、海岸に沿って走るようなかたちで温泉が湧いていたため、走湯山(そうとうざん)とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっていた〔「伊豆山郷土資料館」(熱海市役所公式ホームページ) 〕。 現在の「伊豆山神社」の社伝によると、創建は紀元前5世紀〜紀元前4世紀のころ、孝昭天皇のときとされ、当初、御神霊(伊豆山権現)は「日金山」(ひがねさん。久良地山とも呼ばれる。現・熱海市の内熱海峠付近)に鎮まっていたが、後に本宮山(ほんぐうさん。現・伊豆山神社の本宮社付近)に移ったとされる〔。そのほか、応神天皇の時代に日金山頂上に現れた円鏡を松葉仙人が奉祀したのが走湯権現の始まりともされており、木生仙人・金地仙人・蘭脱仙人が続いて現れた。 伊豆山権現は、仁徳天皇の勅願所とされたほか、以後、清寧天皇、敏達天皇、推古天皇、孝徳天皇の、それぞれ勅願所とされたとされる〔。 文武天皇三年(699年)修験道の開祖と仰がれる役小角(役行者)が走湯山に堂を建立し、以後は修験道場として隆盛した。伊豆山三所権現は、法躰は千手観音の垂迹、俗躰は阿弥陀如来の垂迹、女躰は如意輪観音の垂迹とされる。 承和3年(836年)、社殿は現在「伊豆山神社」がある地へ移された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊豆山権現」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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