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サイヤ人(サイヤじん)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、『ネコマジンZ』、『銀河パトロール ジャコ』および『ドラゴンボール』を原作とするアニメシリーズ、コンピュータゲームに登場する架空の人種、宇宙人。 == 特質 == 「惑星ベジータ」(旧「惑星プラント」)に住んでいた宇宙最強クラスの戦闘種族。元々は「惑星サダラ」が母星だったが種族の内紛で崩壊し、惑星プラントを先住民族のツフル人から奪い取り新たな母星とした。フリーザ一味にはサイヤ人より強い戦士が数多く所属しているが、これは宇宙に住む様々な種族から戦闘に秀でた戦士を選りすぐった結果であり、サイヤ人のように種族全体の戦闘力が高い民族は少ない〔地球人やナメック星人にもサイヤ人の平均戦闘レベルを凌駕した者が少数だが出現している。〕。古来より多くの星を襲い、財を成すという乱暴で非道な生活をしており、さらにそのサイヤ人をフリーザ一味が力により配下にしていた〔ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実 トリヤマはこう考えていたよスペシャル part2」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874803-0、94頁。〕。銀河パトロールでも子供の時以外は太刀打ちできず、人類だけを全滅させるウイルスをばら撒く「絶滅爆弾」も効かない〔鳥山明「+1話:銀河パトロール任務完了!」『銀河パトロールジャコ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-870892-8、209頁。〕。 彼らの文明や使用している戦闘ジャケットはフリーザ一味が開発したもの〔「DRAGON BALL 科学館 PART1」『DRAGON BALL フルカラー フリーザ編1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、245頁。〕〔『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、この戦闘服がサイヤ人の正装だとベジータが述べている。〕で、軍に取り込まれる前のサイヤ人は異なる形状の戦闘服を着用していた。また、メディカルマシーンもフリーザ一味が開発したもの〔。鳥山明がアニメオリジナルエピソードのために用意した設定ではツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる。鳥山の説明ではスカウターを発明したのはツフル人で、これに目をつけたのが戦闘服や宇宙船も発明したフリーザ軍の優秀な技師ギチャムであり、改造を施して兵士たちの攻撃の運用に使い始めたという〔「鳥山明先生が語るスカウターの秘密!!」『最強ジャンプ』2014年7月号、集英社、28-29頁。〕。 純血のサイヤ人の名前は、全て野菜の名前から採られている。サイヤは野菜のアナグラムであり、作者いわく「戦闘民族なら肉だろ、というのを逆手に取ったもの」とのこと〔ジャンプ・コミック出版編集部編『テレビアニメ完全カイド「DRAGONBALL」〜天下一伝説〜』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-08-873705-9、84頁。〕。土地(星)の転売屋であるサイヤ人のモデルは「地上げ屋」であり、バブルの全盛期である連載当時に連日新聞をにぎわせていたために出たアイデアだとされる〔『鳥山明○作劇場『改』 其之壱』188頁。〕。 少数民族であり惑星ベジータ消滅前には全部で数千人あまりしかおらず、戦闘民族であるためにその数を大きく増やすことが難しいとされている〔鳥山明『銀河パトロールジャコ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、239頁。〕。サイヤ人はほとんどが下級戦士で、中級戦士はわずか10人ほど、上級戦士に至っては王子であるベジータとベジータ王のみ。バーダックは下級戦士としては上位にいるが中級戦士にはなれていない。階級は持って生まれた潜在的な戦闘力で決められるが、その後に大きく戦闘力が上がれば昇級が可能〔「鳥山明先生超一問一答!!」最強ジャンプ2014年3月号第1ふろく『ドラゴンボール エピソードオブバーダック』集英社〈最強ジャンプ・コミックス〉、2014年2月4日、79 - 80頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サイヤ人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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