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超低体温循環停止(ちょうていたいおんじゅんかんていし、、DHCA)とは、人工心肺を使用する手術において、体温を下げた上で人工心肺による血液の循環を一時的に停止し、患者の全身の血液循環を完全に止めた状態で手術を行う方法である。主に胸部大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈手術のうち弓部大動脈の修復を要するものなどに使用される。本法は通常の体外循環を用いた開心術の延長線上にあって新たな回路を必要とせず、遮断鉗子なども必要としないため、術中の視野が良いという特徴がある〔龍野勝彦 他, 『心臓血管外科テキスト』, 中外医学社, 2007年, ISBN 978-4-498-03910-0, p359〕。 == 目的 == 超低体温循環停止法(以下DHCA)は、小児心臓外科では1950年代から〔Lewis FJ, Taufic M. Closure of atrial septal defects with the aid of hypothermia; experimental accomplishments and the report of one successful case. Surgery. 1953 Jan;33(1):52-9.〕、大動脈外科でも1970年代から使用され〔Griepp RB, Stinson EB, Hollingsworth JF, Buehler D. Prosthetic replacement of the aortic arch. J Thorac Cardiovasc Surg. 1975 Dec;70(6):1051-63.〕、特に弓部大動脈再建に広く用いられている〔Kunihara T, Grün T, Aicher D, Langer F, Adam O, Wendler O, Saijo Y, Schäfers HJ. Hypothermic circulatory arrest is not a risk factor for neurologic morbidity in aortic surgery: a propensity score analysis. J Thorac Cardiovasc Surg. 2005 Sep;130(3):712-8.〕。弓部大動脈再建には、本来であれば大動脈血流を遮断し、臓器の虚血による障害を防止するための種々の補助手段を用いるのが理想的であるが、何らかの理由によりそれが不可能あるいは危険であるため、全身を低体温にすることで代謝を抑制し全身臓器の保護と遮断時間の延長を図るのがDHCAの目的である〔高本眞一 監修・編集, 『心臓外科Knack & Pitfalls 大動脈外科の要点と盲点』第2版, 2013年, 文光堂, ISBN 978-4-8306-2337-0, pp110-114〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「超低体温循環停止」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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