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超信地旋回(ちょうしんちせんかい、英:pivot turn)は、油圧ショベルや戦車など、履帯(クローラー)を持つ車輌が左右のクローラーを同速度で互いに反対に回転させることによって、移動することなく車体の向きを変えることをいう。 == 概要 == 語源は、信地駈歩(しんちかけあし)という馬術用語である(英語のpivot turnはダンス用語)。小回りの要求される工事現場などで用いられるが、路面・路床への負荷が大変大きい。 戦車の場合、第二次世界大戦当時まではこれが可能な車輌は限られていた。当時の戦車の多くは曲がる方向の履帯にブレーキをかけることにより左右の履帯の移動の差によって旋回(スキッドステア、信地旋回)しており、高度なトランスミッションを持つ戦車でなければ、左右の履帯を反転させることはできなかった。 これが可能なものとして、イギリスのメリット・ブラウン式変速装置を持つチャーチル歩兵戦車、クロムウェル巡航戦車以降の型や、ドイツのティーガー戦車系列があげられる。これらは、左右の履帯の速度を変えて滑らかな旋回が可能であったが、特に重戦車の場合、超信地旋回の多用は履帯の脱落や故障の発生の原因となるため、あまり行われなかった。アメリカの戦車の場合、戦後のM41 ウォーカー・ブルドッグやM46パットンのクロスドライブ式トランスミッションの採用以降、超信地旋回が可能となっており、この方式は以後の世界中の戦車に採用されている。 現代では、NATO加盟国をはじめとする西側諸国のほぼ全ての主力戦車に組み込まれており、日本の陸上自衛隊では74式戦車、90式戦車、10式戦車が対応している。一方、ソビエト開発の戦車のほとんどは超信地旋回が不可能となっている。これは、ソビエト製戦車から発展した東側諸国や中国の多くの戦車も同様である。 ロシアではT-90までは超信地旋回が不可能だったが、量産に向けて開発が進んでいる最新型のアルマータが超信地旋回を可能にした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「超信地旋回」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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