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(n) superdreadnought (class of warship) =========================== ・ 超 : [ちょう] 1. (n,n-suf,pref) super- 2. ultra- 3. hyper- ・ 超弩級 : [ちょうどきゅう] (n) superdreadnought (class of warship) ・ 弩級 : [どきゅう] (n) dreadnought (dreadnaught) class of warship ・ 級 : [きゅう] 1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade
超弩級戦艦(ちょうどきゅうせんかん、英:Super Dreadnoughts)は、1906年に進水したイギリス海軍のドレッドノートの規模(弩級戦艦)を超える規模の戦艦・巡洋戦艦である。イギリス海軍のオライオン級戦艦を嚆矢とする。 なお、この「弩」はドレッドノートの頭の音を取った当て字であり、漢字の意味(おおゆみを表す)とは関係無い。そのため、超ド級戦艦とカタカナ表記する場合もある。「超弩級」、「超ド級」という語は、現在でも「とてつもなく大きい」、「もの凄い迫力」などを表現するのに使われ、例えば七帝柔道では非常に強い選手のことをそのまま「超弩級」と呼ぶ。 == 概要 == 最初の超弩級戦艦とされるのは、イギリス海軍のオライオン級戦艦である。この艦の起工後にマスコミに情報が漏れてしまい、ドレッドノートよりも大型(13.5インチ/34.3cm)の砲を搭載したことから、Super Dreadnoughtsと報道したことに端を発する。従って正式な軍事用語というよりは、マスコミ用語が起源である〔海人社 世界の艦船 増刊 近代戦艦史〕。ちなみに、日本の文献においては15インチ(38.1cm)〜16インチ(40.6cm)砲を搭載した戦艦を超々弩級、18インチ超(46cm)主砲を採用した大和型戦艦を超々々弩級戦艦と称したものがごく少数だが見られる 。 日本海軍では、巡洋戦艦「金剛」以降の艦を指す。 現在、超弩級戦艦は「弩級」すなわちドレッドノートと同程度の戦力を有する戦艦をさらに上回る戦艦、と定義されており、12.0インチ(305mm) を上回る主砲口径の戦艦を指す。すなわち「戦艦主砲の世界的標準規格("the international standard of battleship calibre"〔『U.S. Battleships』(Norman Friedman)より〕)である12インチ」を超えることが絶対条件であり、弩級以前に例外的に建造された少数の12.0インチを超える口径の主砲を有する艦はこれに該当しない(たとえば近代戦艦の原型とされるロイヤル・サブリン級戦艦は、13.5インチ砲を搭載する。だがこの砲は後に前弩級戦艦の標準となる12インチ砲よりも威力的に劣っている)。 それ以外の超弩級戦艦に共通する特徴は、主砲の中心線配置・舷側砲塔の廃止が挙げられる。これにより防御様式が大きく改善された。また全主砲を片舷に指向できるようになった。ただしこの特徴自体は他国の弩級艦にもそれ以前から採用例がある。 これらの特徴から、従来存在する弩級艦を大きく上回る戦闘力を具備し、戦艦の世紀は新時代へ突入した。 とはいうものの、戦艦の能力の評価には、速力や防御力などのファクターをも考慮すべきであり、単純に火力だけをもって優劣の判断はできない。さらに火力にしても、砲身長、命中率、門数、単位時間あたりの発射数を考慮すべきであり、口径だけの比較で判断はできない。例えば主砲の門数については、イギリス戦艦エジンコートは12インチ砲を搭載する弩級戦艦であるが、門数は14門と世界最多であり、総合的に見て火力は13.5インチ〜14インチ砲8門の超弩級戦艦・巡洋戦艦を上回っている(ただしエジンコートは方位盤射撃指揮装置を装備しておらず、実戦能力には疑問がある)。 超弩級戦艦が軍事史上で重要視されるのは、それに分類される戦艦の能力自体よりも、それまでの弩級戦艦の多くが12インチで統一され、戦艦の隻数や主砲の門数が海軍力の一つの目安となっていた時代を終焉させ、大艦巨砲時代への道を開いたという点である。それまでは戦艦1隻1隻の大きさや性能が各国とも比較的似通っていたため、海軍力は単純な量で比較されることが多かったが、超弩級艦の登場以後は主砲口径と艦の大きさの制限が取り払われ、各国が持つ最強の戦艦の性能が重要な要素となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「超弩級戦艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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