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日本武尊(やまとたける)は架空戦記『旭日の艦隊』に登場する架空の戦艦である。超戦艦とも称される。艦名は日本神話のヤマトタケルノミコトに由来。 なお、作品の舞台である後世世界では大和型戦艦は建造されておらず、その資材は紺碧艦隊建造に回された〔にもかかわらず、大和型を超える戦艦が登場した点に疑義を唱える声もある。著者は単行本第1巻あとがきで「日本武尊」を登場させた理由について、「戦艦大和を復活させて欲しい」という読者の要望に応えたもの、と記しており、「日本武尊」は存在自体がファンサービス的なものといえる。〕。なお、ここでは日本武尊の試験艦である八咫烏(やたがらす)についても記す。 == 船体構造 == 日本武尊がそれまでの戦艦と一線を画す点は設計当初から潜水戦艦として計画されていることだろう。ただしこれは設計当時はまだ技術的に無理だった事や、技術確立まで待つと対独戦に間に合わない、ということもあり、とりあえず水上艦艇として建造された。 *雛壇式艦橋 *:前世では大量の対空火器をもっていた大和が急降下爆撃で対空能力を奪われたという記憶から、祭壇のような艦橋に高角砲を装備し、急降下爆撃機にめっぽう強くなった(原作では急降下爆撃の成功した描写がないことからも有効性が分かる)。また同様のものが艦首、艦尾にもある。原作の挿絵での外観は高雄型重巡洋艦の艦橋に大和型戦艦の艦橋を載せたものである(コミック、OVAでは大和型の艦橋そのもの)。 *水流防御機構 *:両舷のバラストタンクを要とした日本武尊独特の防御機構。後世第2次大戦時では流石に完全潜水までは行かないが半潜状態になることが出来た。これを利用して以下のような様々な奇想戦法をとる事が出来た。 *魚雷防御 *:独円盤機ホルス16襲撃時に行った。半潜状態になってわざと喫水線上に魚雷を当て、命中後に浮上し被害区画を応急修理する。なお修理した区画には穴に鉄板を張ってから内部に充填剤を注入する。 *沈没寸前偽装戦法 *:半潜状態になり、煙幕・ガスバーナー等を使って炎上している様に見せ、敵を油断させる。そこへいきなり砲撃をするという得意戦法(ただし、炎上偽装をしない場合もあった。この場合、光学的により小型の艦艇であると誤解させることができる)。 *超近距離射撃 *:片側のバラストタンクに注水し、艦を傾けることによって超至近距離の射撃を可能とする。 *砕氷能力 *:半潜能力をえた事によって可能となった。砕氷戦艦「天手力男」には劣るが、大型の流氷程度なら十分砕氷可能。 *機関・推進方式 *:日本武尊の機関はディーゼル・エレクトリック(出力14万9200馬力)であり、通常はスクリュー推進で27ノットだが、緊急時には水流噴射推進装置(ポンプジェット)を使用しての急加速と、球状艦首に装備されたバウスラスター、艦尾の水中安定翼によって通常の大型艦では考えられない回避運動をとる事が可能である。煙突は一見、舷側煙突の様に見えるが、実は起立可能である。 *可変式メインマスト *:最頂部に対空レーダーを装備し、レーダー波を撹乱する水幕をよける為に伸縮が可能。新日本武尊への改装後は屈折式になった。 *装甲 * 艦橋、主砲、弾火薬庫、揚弾筒:200~500mmCNC鋼板+張力コンクリート構成複合装甲 * 舷側:200~350mmVH傾斜鋼板 * 水密区画:38~76mm弾片防御鋼板 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本武尊 (旭日の艦隊)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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