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スーパーハイビジョン(英称:)はが中心となって研究開発を行っている超高性能・高画質テレビである。水平7,680×垂直4,320の画素数(4320p)、1秒あたりのフレーム数60枚などに加えて、大画面・超高精細度テレビで課題であった速く動く被写体の「動きぼやけ」を低減するための規格として、1秒あたりのフレーム数120枚を追加、実物に近い色再現が可能となる色域の拡張を行っている〔ITU-R勧告 BT.2020:Parameter values for UHDTV systems for production and international programme exchange 〕。 は(スーパーハイビジョン)として提唱していたが、ITU-R勧告で定められている英称はである。 == 概要 == ; ITU-R勧告 BT.2020におけるスーパーハイビジョンの仕様 * 画素数:7,680×4,320 * アスペクト比:16:9 * 標準観視距離:0.75H * 標準視角:100° * 表色系:Rec.1361 * フレームレート:120Hz プログレッシブ * ビット深度:10, 12 * 音響システム:22.2ch * サンプリング周波数:48kHz, 96kHz * ビット長:16, 20, 24 * プリエンファシス:無し * チャンネル数:24 * 上層:9ch * 中層:10ch * 下層:3ch * LEF:2ch NHK放送技術研究所は1995年からハイビジョンを越える「超高精細映像システム」の研究を開始し、2000年に「走査線4000本級」の超高精細映像システムの研究に着手した。 2002年5月に同研究所にて行われた「第56回NHK放送技術研究所一般公開」(2002技研公開)にて初披露。当時は「走査線4000本級超高精細映像システム〔技研公開2002 展示資料 走査線4000本級超高精細映像システム 、NHK放送技術研究所〕」という名称を用いていたが、2004年5月の「技研公開2004」から「スーパーハイビジョン」の愛称を使用している〔NHK、「放送技術研究所一般公開 2004」を開催 、AV Watch、2004年5月27日〕。 2005年に発表されたロードマップではスーパーハイビジョンの伝送として検討されている21GHz帯を用いたBS実験放送が2015年に予定されており、本放送は2025年を目指している事が発表された〔20年後の本放送開始を目指す「スーパーハイビジョン」 、AV Watch、2005年5月27日〕〔【NHK技研公開】超高精細映像「スーパーハイビジョン」の実現スケジュールを初公開 - Tech-On! 、日経BP、2005年5月26日〕。また画素数の多さを生かして立体テレビ放送への応用等の研究も進められている〔スーパーハイビジョンを用いた インテグラル立体テレビ 、3Dコンソーシアム、2008年12月19日〕。 2007年2月にはヨーロッパの公共放送・研究機関であるBBC(英国放送協会)、RAI(イタリア放送協会)、IRT(ドイツ放送技術機構)と相互連携協定を締結しスーパーハイビジョンの高圧縮符号化技術や21GHz帯放送衛星による伝送技術の共同研究を進めている〔海外研究機関との連携 、NHK〕。 音響システムについては、22.2マルチチャンネル - 上層に9チャンネル、中間層に10チャンネル、下層に3チャンネルの3層に配したスピーカーと、2チャンネルのLFE(低域効果)スピーカーを利用する。 また、家庭用には、3.1チャンネルや8.1チャンネルで22.2チャンネルを簡易的に再現するシステムが検討されている。 2012年8月23日、NHKはスーパーハイビジョンがITU-R勧告によってテレビの国際規格となったと発表した。 2013年5月に、2020年の本放送を目指し開発することを発表した。 NHKは2014年度の予算にスーパーハイビジョンの開発推進を目指すとした事業計画を経営委員会で議決され、2016年の試験放送開始に向けた研究開発を急ぐとともに、テレビとインターネットを連携させた「ハイブリッドキャスト」のサービスの拡大を図る。 2014年8月、これまでの方針を2年前倒しして2018年に本放送を開始することを発表した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スーパーハイビジョン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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