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越乃Shu *Kura(こしのシュクラ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社が上越妙高駅 - 十日町駅間で観光列車として運行する臨時快速列車である。 運転日によって3つの運行経路が設けられ、列車名も異なっている。上記のほか、上越妙高駅 - 越後湯沢駅間を運行するゆざわShu *Kura(ゆざわシュクラ)、上越妙高駅 - 新潟駅間を運行する柳都Shu *Kura(りゅうとシュクラ)の計3列車が設定されている。 == 概要 == 「越乃Shu *Kura」は2014年(平成26年)5月2日、高田駅 - 十日町駅間で運行が開始された。 新潟県は同年春季(4月1日 - 6月30日)のデスティネーションキャンペーンの開催地で、キャッチフレーズを「『うまさぎっしり新潟』彩(いろ)とりどりの春めぐり」と銘打ち、「食」「花」「雪」「酒」「匠」の5つのテーマを基に、新潟の多彩な春の魅力をアピールする取り組みが実施された。「越乃Shu *Kura」はその取り組みの一環として、新潟県が日本酒の醸造が盛んで「地酒王国」として知られることにちなんで「酒」をコンセプトとして企画された列車である〔(公益社団法人新潟県観光協会 ホームページより)〕。 列車名は越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名されたもので、「越乃」は新潟県の旧国名「越後国」、「Shu」は酒、「Kura」は蔵、そしてShuとKuraの間の「 *(アスタリスク)」は米と雪、花を表している。またキャッチフレーズは「水と大地の贈り物」で、日本酒のみならず四季を通じて多種多様な食材に恵まれた新潟県の風土をアピールするものとなっている〔列車のコンセプト - 越乃Shu *Kura(東日本旅客鉄道新潟支社)〕〔JR東日本、新潟の酒がコンセプトの観光車両「越乃Shu*Kura」導入 - Response.、2014年1月25日付〕。 「越乃Shu *Kura」は上越妙高駅 - 長岡駅 - 十日町駅間を運行しており、これを基本的な運行区間としている。このほかに2つの運行経路があり、翌週の5月9日に運行を開始した「ゆざわShu *Kura」は上越妙高駅 - 長岡駅 - 越後湯沢駅間を、同年夏季ダイヤの9月運行分から設定され9月12日から運行を開始した「柳都Shu *Kura」は上越妙高駅 - 新潟駅間を運行している。「柳都」は、かつて新潟市中央区の中心市街地に張り巡らされていた堀端の両岸に柳並木が続いていたことにちなむ、同市の異称である。 車内では新潟県内の日本酒の利き酒や、地元の食材を使用した弁当やつまみなどが提供されるほか、ミュージシャンによるジャズ・クラシックの生演奏、地酒や地元食材にまつわるイベントなどが行われる。 また「越乃Shu *Kura」の各停車駅のホーム上には装飾駅名標が設置されている。駅名標は酒樽をイメージしたもので、水(波)、大地(稲穂)、ジャズの3つのテーマがあしらわれているほか、各駅ごとの観光名所や特産品など3点が描かれている。 「Shu *Kura」3列車は上越新幹線と、2015年(平成27年)3月14日に長野駅 - 金沢駅間が延伸開業した北陸新幹線の、両新幹線利用者の観光二次交通手段の一つとして位置付けられており、同日からの春季ダイヤ(3月 - 6月)より発着駅を高田駅から上越妙高駅へ延伸した。なお新幹線開業に伴い、同日から信越本線の妙高高原駅 - 直江津駅間は並行在来線として第三セクター鉄道のえちごトキめき鉄道へ移管されたため、JRグループの「フルムーン夫婦グリーンパス」「青春18きっぷ」等のフリー乗車券を利用して、妙高はねうまラインの上越妙高駅 - 直江津駅間にまたがって当列車に乗車する場合は、えちごトキめき鉄道の運賃が別途必要となる〔ただし、えちごトキめき鉄道線内の指定席料金等は不要である。〕〔妙高はねうまラインの上越妙高駅 - 直江津駅間を発着駅もしくはフリー区間に含む、JR東日本の特別企画乗車券(「週末パス」「三連休乗車券」「しらゆきWきっぷ」「えちごツーデーパス」など)を利用の場合、運賃は不要である。また、びゅう旅行商品の価格には、えちごトキめき鉄道線の運賃が含まれる。〕。 また運行区間沿線にあたるJR東日本新潟支社と長野支社、北越急行では、上越・北陸両新幹線からの観光周遊ルートの開発を進めており〔車内で新潟地酒を満喫「越乃Shu*Kura」でとことん飲む! - MSN産経ニュース、2014年5月6日付〕、長野支社が同年4月4日から飯山線で運行している臨時快速列車「おいこっと」、北越急行がほくほく線で運行している「ゆめぞら」などと合わせた観光列車による周遊ルートの提案などを行っている。 以下、文中では午前に上越妙高を発車して十日町・越後湯沢・新潟に向かう便を「往路」、午後に十日町・越後湯沢・新潟を発車して上越妙高に向かう便を「復路」とする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「越乃Shu*Kura」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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