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越智雲夢(おち うんぼう、貞享3年(1686年)1月 - 延享3年(1746年)3月25日)は江戸時代前期の儒学者、医者。江戸幕府典医養安院曲直瀬氏五代目。諱は正珪(まさあきら〔町(2009) p.26〕)。幼名は亀次郎〔。字は君瑞。本姓は越智氏。別号に懐仙楼、神門叟等。 幕府に医術を以って仕える傍ら、荻生徂徠に古文辞学を学び、服部南郭、本多忠統等と交流して詩文に興じた。 == 号について == 初代曲直瀬正琳が伊予国河津氏庶流一柳氏出身であったため、その本姓越智氏を称した。雲夢の号は、古代楚にあったとされる仙境による〔中田(1985) p.20〕。 懐仙楼の号は友人の提案によるものである。ある日、普段のように雲夢邸で友人等が思い思いに過ごしていたところ、雲夢が階上の書斎の号を募集した。ある人が「仙人は楼居す」の故事に基づき「懐仙」を提案した。雲夢は「こんな狭い所に仙人も寄り付くまい」と答えたが、その時たまたま小鳥が飛来したので、西王母の使いだという話になり、「懐仙」の号が採用されたという〔服部南郭「懐仙閣記」中田(1985) p.24,25〕。 神門叟の号は、曲直瀬氏代々の屋敷が神田橋門外(千代田区内神田一丁目)に与えられていたことによる。その他の号に雪翁、松月館、雨花庵がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「越智雲夢」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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