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足柄村騒擾事件(あしがらむらそうじょうじけん)とは、昭和8年(1933年)7月に当時の神奈川県足柄下郡足柄村(現在の神奈川県小田原市)で発生した騒擾事件である。 == 発端 == 事件の始まりは、足柄村に隣接する小田原町〔市制が施かれるのは7年後。〕が上水道新設に際し、村内の飯田岡集落に水源地を設けることを計画したことからである。事件が発生する1年前の昭和7年(1932年)3月、小田原町は足柄村に対し計画案を内示し、村側から了承を取り付けていた。 1年後の昭和8年3月に小田原町側が正式に足柄村へ計画を公表提示したところ、水源地を設置した場合、足柄村の水利(井戸・灌漑用水)に重大な損害が出ると村民側から意見が起き、神奈川県選出の国会議員による妥結工作も実らず、村民の大勢が水源地反対に傾いていった。これに追い打ちをかける様に神奈川県庁による飯田岡集落への試掘所建設〔村民の「水利に影響が出る」反対意見を実証するための施設だったが、村民側は水源地決定と受け取った。〕、小田原町側からの「水道計画変更無し」の声明、更に村長が「調停を県側に要請する」の主張が村民側から「弱腰」と受け止められたことが重なり、火に油を注ぐ形となった。そして7月13日、村内の寺において開かれていた大規模な反対集会に、偶然行われていた足柄村消防組の幹部会議が合流した結果、300人規模の組織的暴動へ発展することになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「足柄村騒擾事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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