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路上観察学会(ろじょうかんさつがっかい)とは、路上に隠れる建物(もしくはその一部)・看板・張り紙など、通常は景観とは見做されないものを観察・鑑賞する団体。 == 概要 == 1986年設立。学会を名乗っているが学会的運営をされていたわけではなく、実質的には筑摩書房の編集者松田哲夫の企画により赤瀬川原平を中心に据えた、文筆家・美術家・漫画家・特異な収集家を本の出版に合せてまとめた集団である。 「路上観察学会」は1986年に筑摩書房の本「路上観察学入門」の発売に合わせて東京一ツ橋の学士会館で結成発表会を行いマスコミ関係者を集めて質疑応答などをした。この時の様子は、参加したとり・みきが著書「愛のさかあがり」に、エッセイ漫画の形で書き残している。 「路上観察学入門」の著者は以下のグループに大別できる。 # 超芸術トマソンで知られる赤瀬川原平。およびその弟子筋(美学校「考現学教室」「絵文字工房」生徒)や、影響下の人脈という無名人を含むグループ(松田哲夫、南伸坊、飯村昭彦、鈴木剛、田中ちひろ、森伸之)。 # 東京建築探偵団として活動していた東京大学生産技術研究所助教授(当時)、建築史研究の藤森照信。 # マンホールの蓋の本で世に現れた観察収集家林丈二、 建築破片の収集家一木努というそれまで世間にはあまり存在の知られていなかった孤高の収集家・観察家。 # 博物学研究の荒俣宏、評論家四方田犬彦、漫画家とり・みき、元漫画家・江戸風俗研究家杉浦日向子、など有名作家のグループ。 結成発表終了後学士会館前でモーニングを着用したメンバーが整列をして写真撮影を行なった。なおこのメンバー全員が集まったのはこの時だけである。以降のマスコミ、出版物、地方イベント出演のさいは松田、赤瀬川、藤森というメンバーを軸として他にその時々で文化人などをゲストに入れるという構成である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「路上観察学会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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