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『蹴りたい背中』(けりたいせなか)は綿矢りさの中編小説である。2003年(平成15年)8月に河出書房新社から発売され、金原ひとみの『蛇にピアス』と共に第130回芥川龍之介賞を受賞した。累計の売り上げは127万部。著者が若いこともあり、高校生活の描写は精緻で、高い評価を得ている。 人付き合いを厭う主人公が恋愛感情とも言えない、微妙な感情を抱くようになる過程を、高校での日々の生活を通して描く。「蹴りたい背中」は一般に「愛着と苛立ちが入り交じって蹴りたくなる彼(にな川)の背中」を指すものと推測されている。 2007年(平成19年)9月17日に日本テレビ系で放送された『あらすじで楽しむ世界名作劇場』にて初めてドラマ化された。 ==人物== ;ハツ(長谷川初実、はせがわはつみ) :演:渋谷飛鳥 :主人公。陸上部に所属する高校1年生。人付き合いを嫌い、同級生や先輩を冷めた目で見ている。クラスでは疎外されている。 ;にな川(蜷川智、にながわさとし) :演:載寧龍二 :ハツの同級生でオリチャンのファン。俗にいうオタク。 ;絹代(小倉絹代、おぐらきぬよ) :演:近藤春菜 :ハツの中学校からの友人で同級生。高校ではやや疎遠になっている。ハツとは逆に交友に余念がない。 ;オリチャン(佐々木オリビア、ささきおりびあ) :演:箕輪はるか :モデル。27歳。文中では全てオリチャンと表記されている。ハーフ(英米人)の可能性がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蹴りたい背中」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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