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車側表示灯(しゃそくひょうじとう)とは、鉄道車両において戸の開閉状態や機器の動作の確認のため、車両の側面に表示させる灯火のことである。JIS E 4001「鉄道車両の用語」には車側灯(しゃそくとう)と規定されている〔JIS E 4001 p74〕。また、慣用表現では側灯(そくとう)と呼ぶこともある〔。 最もよく使われる車側灯は、旅客用車両が自動ドアを開閉する際、ドアが閉まっていない間に赤色灯を点灯し続ける「戸閉め車側灯」〔である。これは取り付け位置の関係から、鉄道関係者だけでなく一般の利用客も、毎回何気なく目にしている、よく知られている鉄道灯火標識の一つである。この他に非常用や電気機関車用の車側灯もあり、追って説明する。 == 車側灯の歴史 == === 起源 === 実用化当初の鉄道はまだ安全技術が不安定であり、脱線事故が比較的多く発生していた。したがって車掌の役目は最後部の乗車や接客だけでなく、走行中に列車全体を監視し、特定の車両だけおかしな揺れ方(脱線の前兆)をしていないか、確認し続けることが必要であった。 夜間には列車全体(特に貨車)の確認が困難なため、イギリスでは全ての車両の側面に赤色灯を設置し(赤は人間にとって注意力を引きやすい色であると同時に、当時の色ガラス製造技術では、比較的安価に作ることができた)、特定の赤色灯だけおかしな揺れ方をしていないかで列車の異常を監視した。日本の鉄道技術はイギリスの輸入技術を基本に作られたが、こうした灯火の使用方法から、車側灯が発達していったと考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「車側表示灯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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