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車軸藻類 : ミニ英和和英辞書
車軸藻類[しゃじくそうるい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
車軸 : [しゃじく]
 【名詞】 1. axle 
: [じく]
 1. axis 2. stem 3. shaft 4. axle
: [も]
 【名詞】 1. duckweed 2. seaweed 3. algae 

車軸藻類 : ウィキペディア日本語版
車軸藻類[しゃじくそうるい]

車軸藻類(しゃじくそうるい)は、種子植物のような姿の藻類である。シャジクモ、フラスコモなどが含まれる。より上位の分類に関する話題は車軸藻綱を参照のこと。
== 特徴 ==

車軸藻類は、その姿が種子植物の水草に似た、淡水に生育する藻類の一群である。
藻類としては複雑な形をしており、具体的に言えば、根があって、底質から立ち上がる主軸があり、主軸には多数の節があり、節ごとに輪生状に枝か葉のようなものが並ぶ、というものである。大きいものは高さ数十cmに達し、一見は沈水性の水草であるマツモやスギナモに似た姿、あるいはシダ植物のトクサ類に似た姿である。しかし、その構造は全く異なる。多細胞ではあるが、維管束のような組織的な構造は発達せず、はるかに簡単な作りをしている。
主軸は節から節までは非常に細長い細胞からできている。これを節間細胞(せっかんさいぼう)という。節の部分には節部細胞(せつぶさいぼう)という小さな細胞が円周状に配列する。節から輪生状に生じる枝か葉のような部分も、主軸と同様にいくつかの節に分かれ、節の間は節間細胞で、節の部分には節部細胞があり、ここに生殖器がつく。
節間細胞は、長さが数cmにも達する細胞で、多くの核を含む多核体である。その中央を液胞が占め、周辺部には葉緑体が並ぶ。周辺の原形質には、原形質流動が見られる。ここに見られる原形質流動は、その流れが早いことで有名である。地下部からは仮根が出て、植物体を固定する。
生殖器は雄性生殖器と雌性生殖器の区別があり、往々にして両者が並んで生じる。雄性生殖器は球形で、中に精子を形成するので造精器とも言う。雌性生殖器は壷型で、周囲の壁は5個の細胞が互いに並んだもので形成される。これらの細胞は螺旋状にねじれ、それぞれの先端に生じた突起の並んだ中央に入り口がある。内部には一個の卵胞子がはいっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「車軸藻類」の詳細全文を読む




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