|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel ・ 車輪 : [しゃりん] 【名詞】 1. (car) wheel ・ 輪 : [わ] 【名詞】 1. ring 2. hoop 3. circle ・ 配 : [はい] 1. (n,vs) disposition 2. distribution 3. arrangement ・ 配置 : [はいち] 1. (n,vs) arrangement (of resources) 2. disposition
車軸配置(しゃじくはいち)は、鉄道車両において、動力により回転して車体を前進させる動輪と、車体の重量を支えてレールに沿って案内している先輪、従輪の、配置を表した言葉である。軸配置、車輪配置と呼ぶこともある。 == 概要 == 鉄道車両では、動力車であっても全ての車輪が動力によって駆動されているわけではない。動輪と先従輪の配置の仕方により、車両の性能や使用目的に大きな影響が出てくるため、車両の基本的な性質を表現する要素として車軸配置が表記される。特に、他の車両を牽引することが目的である機関車においては、機関車の特徴を決定付ける重要な要素である。 各種の機関車の中でも、蒸気機関車において車軸配置の影響が大きい。蒸気機関車の車輪では、動輪が蒸気機関から主連棒、連結棒を介して駆動されている。これに対して、動輪より前にある車輪を先輪、または導輪、動輪より後にある車輪を従輪と呼ぶ。近代的な蒸気機関車では、旅客牽引用のものでは動輪が3対、貨物牽引用のものでは動輪が4対のものが主流であった。これは、旅客用では高速性能を重視して直径の大きな動輪を使うのに対して、貨物用では牽引力を重視して直径の小さな動輪を使うことの影響である。電気機関車やディーゼル機関車では、動輪の大きさが性能に与える影響が蒸気機関車に比べて小さいため、次第に旅客用と貨物用の区別が曖昧になっているが、車軸配置はなお機関車の性質を特徴付ける要素である。 日本においては、車輪の数よりも車軸の数を数える方式が主流で、このため車軸配置、あるいは軸配置という言葉が使われる。これに対してアメリカでは車輪の数を数える方式が主流で、このため車軸配置に対応する英語はwheel arrangement(車輪の配置)という。動輪に対応した車軸は動軸、(非駆動輪という意味での)従輪に対応した車軸は従軸である。 車軸配置が機関車の性能に与える影響が大きいため、個別の車軸配置を区別するための表記法が定められている。よく用いられる表記法としては、日本国鉄式、ホワイト式車輪配置、アメリカ式が挙げられる。この他に国際鉄道連合の定めたUIC式車輪配置 (UIC classification) などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「車軸配置」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wheel arrangement 」があります。 スポンサード リンク
|