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軍機大臣(ぐんきだいじん、満州語:、転写:coohai nashūn i amban、 正式名称は「弁理軍機大臣」)とは、中国の清朝中後期(1732年-1911年)における主要な役職名である。軍機処で働く高級官僚であった事からこの名が付いたが、軍機大臣は公式の官職ではなく、高級文官の中から選抜された官吏の役職名である。軍機処にあって事務を処理する軍機章京(coohai nashūn i jiyanggiyūn)を「小軍機」と言ったのに対応して、軍機大臣を「大軍機」とも呼ぶ。 == 制度 == === 職域 === 軍機大臣の職務は皇帝の個人秘書的なものであり、具体的には下記のような業務をおこなっていた。 * 皇帝が軍令を発する際の原稿の作成。 * 皇帝が判断を下すための判断材料(情報)の収集。 * 皇帝の命令書を各地の官吏に伝達する。 これらの業務を、その必要性があればいつでも行動できるように当番制で行っており、皇帝が国政を行ううえでの「口」と「耳目」の役割を担っていた。また当初の役割が軍事機密の保持であった事から、各地方官への命令は六部を通すことなく、軍機処から直接届ける事ができた。この制度を「廷寄」と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軍機大臣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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