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軍馬補充部 : ミニ英和和英辞書
軍馬補充部[ぐんばほじゅうぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
軍馬 : [ぐんば]
 (n) army horse
: [うま]
 【名詞】 1. (1) horse 2. (2) promoted bishop (shogi) 
補充 : [ほじゅう]
  1. (n,vs) supplementation 2. supplement 3. replenishment 4. replenishing 

軍馬補充部 : ウィキペディア日本語版
軍馬補充部[ぐんばほじゅうぶ]

軍馬補充部(ぐんばほじゅうぶ)は、日本の陸軍省外局の一つ。軍馬の供給・育成及び購買並びに軍馬資源の調査を管掌した。明治7年(1874年)3月31日に設置された軍馬局が前身で、軍馬育成所、軍馬補充署などを経て明治29年(1896年)の「軍馬補充部条例」に拠って5月9日軍馬補充部に改称された。長は本部長で、国内各地に支部を持った。昭和20年(1945年)11月の陸軍省廃止と共に解体された。
== 沿革 ==
明治7年3月31日に陸軍省内に設置された軍馬局は「軍馬局条例」によるもので、馬政業務を扱い、軍馬の調教を行った。支部にあたる東京の第一厩と仙台の第二厩を管轄した。明治17年に条例改正され幼駒の購入や育成も所掌事務に加わり、新たに第一調馬隊(東京)・第二調馬隊(宮城県玉造郡)及び三本木の出張所が設置される。
明治19年(1886年)3月1日には軍馬局が廃止され、所掌事務は騎兵局第三課に移された。
明治21年(1888年)3月30日から騎兵局の管下に軍馬育成所が設置され、東京の第一調馬隊を以って軍馬育成所本部とし、青森育成所を三本木軍馬育成所、第二調馬隊を鍛冶谷沢軍馬育成所と改称し、兵庫県に新たに青野軍馬育成所を設けた。
軍馬育成所は明治26年(1896年)5月3日に軍馬補充署と改称され、長を署長と改め陸軍大臣直隷機関とした。軍馬補充部条例(明治29年勅令第193号)の公布にあたり明治29年5月9日軍馬補充署を軍馬補充部と改め、長を本部長と称する。本部長には騎兵大佐或いは少将が補された。同年5月11日、元軍馬育成所を改組して、三本木支部、鍛冶谷沢支部、福元支部、青野支部を設置した〔「軍馬補充部支部設置の件」〕。
明治30年(1897年)12月福島県に白河支部を設置。明治32年(1899年)8月4月、本部が東京市牛込区市ヶ谷仲ノ町53番地・旧教師館跡に移転〔『官報』第4828号、明治32年8月4日。〕。明治33年(1900年北海道白糠郡に釧路支部を設置。明治36年(1903年)5月8月、本部が東京市麹町区富士見町4丁目14番地に移転〔『官報』第5953号、明治36年5月9日。〕。明治41年(1908年)に北海道川上郡熊牛村(後の標茶町)に川上支部を設置する。明治42年(1909年)中川郡本別村に十勝支部設置。1912年12月19日、本部が東京市四谷区大番町に移転〔『官報』第119号、大正元年12月21日。〕。1917年3月28日、本部を麹町区永田町一丁目陸軍省構内に移転〔『官報』第1395号、大正6年3月29日。〕。
昭和2年(1927年)大山支部旭川派出所を朝鮮雄基に移転し、雄基支部とする。昭和19年(1944年)8月23日各支部を中央馬廠支廠に改める。
昭和20年11月30日の陸軍省廃止に伴い軍馬補充部も解散した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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