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軒づけ : ミニ英和和英辞書
軒づけ[のき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [のき]
 【名詞】 1. eaves 

軒づけ ( リダイレクト:軒付け ) : ウィキペディア日本語版
軒付け[のきづけ]
軒付け(のきづけ)は上方落語の演目。
== あらすじ ==
根っからの浄瑠璃好きな男が、浚いの会で「忠臣蔵」の四段目を語ったが大失敗。知り合いから「そんなら軒付けをしたらええがな。」と言われる。軒付けとは浄瑠璃愛好家が家の軒で一段語ることで、もちろん本を見ることは許されないし、下手なら「お通り」と追い返される。でもいい修行になるし、好きな家に気に入られたら、下をもおかぬもてなしを受け、この前も全員得意な浄瑠璃を一段ずつ語らしてもらい、お礼にと、鰻の茶漬けまで馳走になったという。「うわあ。わて鰻好物ですねん。さっそく行きますわ。」「これ!そんなん目当てで行くんやないで。」
紹介状を書いてもらって男は早速集合場所に行く。すると肝心の三味線の伴奏者が来ていない。「えらいこっちゃな。」「いや。代役に勤めてもらうそうで。」代役は紙屑屋の天さん。これがまたたいへんな素人で、「テンツテンテン」「トテチントテチン」「チリトテチン」の3つの音しか弾けない。「誰や。こんな三味線雇たんは・・・」「まあしゃあおまへん。」みんな口々に不平を言いながら出かける。
何軒か回るが、ある時は「うち病人いてまんねん。」と断られたり、別の家では「だだけもん(乱暴者)がきたとおもたわい。」と暴言を吐かれ、「ナニイ!オイ!何抜かしとんねん。お前日本人やろが。聞いてわからんのかい。こら、浄瑠璃じゃ。」「へえ。それ浄瑠璃か。」「おお。浄瑠璃じゃ。暗い外でな、語っとんのんじゃ。語れるもんなら語ってみい。」とやりこめると、「へ!聞けりゃ。聞いてみイ。」とあべこべにやりこめられ「・・・それもそうでんなあ。」「感心したらあかんがな。」テンツテンテンテン「弾かいでもええ!」「鰻で御茶漬け」「出えへん!」とドタバタが続く。しまいにはやっと静かに聞いていると思ったら「貸家」の札が・・・・
「もう今日はあかん。軒付けは止めや。長屋の糊屋の婆さんの家に行って練習しよう。あこの婆さん耳遠いから気にせんと浄瑠璃語れるで。」と皆で行くと、ちょうど、婆さん味噌をオカズに晩飯の途中であった。早速語り出すが、天さんの三味線がヘタすぎてどうにもならず無茶苦茶になる。「あかんわ。こんな三味線ではやってられん。」とこぼしていると、婆さんは「あはは。あんさん方、浄瑠璃がお上手じゃな。」「オバン。嬲ったらあかんで!耳遠いくせに浄瑠璃上手いか下手か、分かるんかいな。」「何じゃ知らんが、最前から食べてる味噌の味がちっ~とも変わらん。」

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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