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軟水器(なんすいき)とは、水の中に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの陽イオンを、イオン交換樹脂の働きでナトリウムイオンに置き換える働きを持つ装置、または器具のことである。 同じくイオン交換樹脂を使って水中のイオンを全て取り除こうとする(言い換えれば水中の陽イオンを水素イオンに、陰イオンを水酸化物イオンに置き換える)純水器(じゅんすいき)とは区別される。また最近では、意味が拡大解釈されて単に水道水や硬水から軟水を造り出す装置、または器具の意味で用いられることもある。 == 原理 == 軟水器は陽イオン交換樹脂(業界では「カチオン樹脂」と呼ばれることが多い)のみで構成され、その働きで通過する水の中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを自身が持つナトリウムイオンに置き換える。 置き換えが終わるとその働きは失われるが、ここに食塩水(塩化ナトリウム)を流してこれらを元のナトリウムイオンに置換し直すことで、繰り返し使うことができる。この作業を再生(さいせい)と呼ぶ。 再生の際には濃厚な塩化カルシウムや塩化マグネシウムなどを含んだ水が排出されるが、これらは元の食塩も含めて海水の主成分であるので、直接飲んだりしない限り人体への影響はまず無く、また下水道や河川、海域などに放流しても環境に与える負荷は殆ど無い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軟水器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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