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希土類元素(きどるいげんそ)またはレア・アース()は、31鉱種あるレアメタルの中の1鉱種で〔レアアースの通説 正と誤 JOGMEC〕、スカンジウム Sc、イットリウム Yの2元素と、ランタン La からルテチウム Lu までの15元素(ランタノイド)の計17元素の総称(元素記号の左下は原子番号)。周期表の位置では、第3族のうちアクチノイドを除く第4周期から第6周期までの元素である。なお、希土類・希土は、かつて稀土類・稀土とも書き、英語名の直訳であり、化学的に単元素の分離抽出が難しいことに由来している。 == 概要 == 希土類元素は化学的性質が互いによく似ている。性質を若干異にするスカンジウムおよび天然に存在しないプロメチウム以外の元素は、ゼノタイムやイオン吸着鉱などの同じ鉱石中に相伴って産出し、単体として分離することが難しい。そのため、混合物であるミッシュメタルとして利用されることも多い。金や銀などの貴金属に比べて地殻に存在する割合は高いが単独の元素を分離精製することが難しく、流通価格が貴金属並みに高価となることがある。この意味で2012年現在でも稀少(稀:まれ、)な元素〔であり、レアメタルに分類される。アメリカ地質調査所によれば、レアアースの世界の埋蔵量はおよそ9,900万トンであり、全世界の年間消費量約15万トンから比較すれば、資源の枯渇はあまり危惧されていない。 温泉にも微量のレアアースが含まれているものがある。強酸性の玉川温泉からはジスプロシウムやユーロピウムなど十四種類のレアアースが含まれていることが確認されている〔温泉からレアアース採取、秋田大グループが成功 読売新聞〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「希土類元素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rare earth element 」があります。 スポンサード リンク
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