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輝安鉱[きあんこう] 【名詞】 1. stibnite (mineral) 2. antimonite・ 輝安鉱 : [きあんこう] 【名詞】 1. stibnite (mineral) 2. antimonite 輝安鉱[きあんこう]
輝安鉱(きあんこう、stibnite〔ラテン語の stibium に由来する。(ロナルド・ルイス・ボネウィッツ著、青木正博訳 『ROCK and GEM 岩石と宝石の大図鑑』 誠文堂新光社 2007年 136ページ)〕、スティブナイト)は、アンチモナイト(antimonite)とも呼ばれる鉱物(硫化鉱物)。組成式 Sb2S3 で表される〔。斜方晶系に属し、モース硬度は2である。希少な金属であるアンチモンの最も重要な鉱石鉱物である。 == 産出 == 主に熱水鉱床において産する。一般的に鉱床は小さく、大きなものはまれである。 世界の主要な産地はカナダ、アメリカ、メキシコのオクサカ、ペルー、中国、ルーマニアのバイアスプリーとヘリア、アルジェリア、ボルネオ(カリマンタン)、ドイツのハルツ山地、ロシアのネルチンスク、ボリビアのポトシ、チェコのプリプラム、カナダのニューブルンスイックなど。特に、中国湖南省では多く産出していて、鉱物標本も多く出回っている。アメリカ合衆国ではアーカンソー州、アイダホ州、ネバダ州、カリフォルニア州、アラスカ州に見られる。 日本の愛媛県の市之川鉱山(現在は閉山)では、かつて大型で美麗な輝安鉱結晶が産出したことで有名であり、明治時代には多くの標本が海外に流出した。現在でも国内外の博物館に展示されている。この他に、山口県鹿野鉱山、愛知県津具鉱山(津具金山)などが産地として有名である。鹿児島湾の海底火山の若尊の海底熱水噴気孔でも採取されている〔岡山大学 プレスリリース 鹿児島湾奥部海底に有望なレアメタル鉱床を確認 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「輝安鉱」の詳細全文を読む
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