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ブッシュマスター防護機動車(Bushmaster Protected Mobility Vehicle)は、オーストラリアで開発された装輪装甲車(歩兵機動車、MRAP)である。 1999年に試作車が東ティモールに展開したのを皮切りにイラク戦争やアフガニスタン紛争に参加しており、実戦でIEDに対する耐性を実証している。 現在、オーストラリア陸軍および空軍のみならずオランダ陸軍やイギリス陸軍などでも運用されている。 == 概要 == ブッシュマスターの原型になったのはアデレードにあるペリーエンジニアリング社が、アイルランドのティモニー・テクノロジー社の技術協力のもとで開発した車両で、このライセンス権を購入したタレス・オーストラリア社(旧ADI社)がベンディゴでさらなる改修を加えて完成した。その後オーストラリア陸軍が1998年に行った「ブッシュレンジャー」トライアルで南アフリカ共和国のタイパン装甲車に勝利して同軍に採用された。 ブッシュマスターは非装甲車両(ソフトスキン)である「ランドローバー・ペレンティー」の後継装備であり、兵員の防護輸送やパトロールを主任務としているため、基本的に兵員は戦闘前に下車させる。そのため軽装甲であり、オーストラリア陸軍に採用されているASLAVやM113のような装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車のように乗車しての戦闘はあまり考慮されていない。 ブッシュマスターは北オーストラリアでの作戦に最適化された設計をしており、9名の兵士とその装備品を積載した状態で3日間行動可能な燃料と物資を積載することができる。設計段階では空調装置と飲料水冷却供給装置の両方が取り付けられる予定だったが、飲料水冷却供給装置についてはコスト削減のためにとり外されている。ただし、配備後に兵士から不満が上がったため取り付けが再考されている。 歩兵輸送仕様の車両に関しては前方のハッチに5.56mmもしくは7.62mmの機関銃1丁もしくは「CROWS」リモート・ウェポン・ステーション1基、後方の2つの上部ハッチにはF89 Minimiのような5.56mm機関銃を1丁ずつ取り付けることが可能。 車体は装甲化され、7.62mm弾に対する耐弾性(STANAG 4569レベル1以上)を持ち、かつ爆風を逸らすV字型車体(Vハル)の底面を持つモノコック構造を採用することで、地雷やIEDに対して強い耐性を有している。 空輸に関しても考慮されており、C-130輸送機やC-17輸送機、Mi-26輸送ヘリコプターに積載することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブッシュマスター (装甲車)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bushmaster Protected Mobility Vehicle 」があります。 スポンサード リンク
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