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『轟世剣ダイ・ソード』(ごうせいけんだいそーど)は、長谷川裕一の漫画作品である。 『マップス』などと並ぶ作者の代表作の1つで、主人公・百地王太はじめ中学生550人が学校ごと剣と魔法の異世界「泡の中央界」へ飛ばされる冒険ファンタジー漫画である。 == 雑誌連載時の経緯 == 現代人が何らかの理由で「剣と魔法の異世界」へ飛ばされるというシチュエーションの漫画やアニメは数多い。ところがこれらの作品の多くは異世界へ赴くのは1人あるいは少人数である。そこで長谷川は「大人数が異世界へ飛ばされる」作品企画を構想し、前々から売り込んではいたのだが編集者になかなか理解されず実現には至っていなかった。 1992年10月、角川書店でお家騒動が勃発しメディアワークスが角川から分裂する形で設立された。この影響で当時角川が刊行していた「月刊コミックコンプ」はメディアワークスが新たに立ち上げた「月刊電撃コミックガオ!」に多くの漫画家・編集者が移籍してしまい壊滅状態にあった。そんな中で角川が白羽の矢を立てた内の一人がこの当時既に『マップス』で知られていた長谷川であり、1993年3月号にて『ダイ・ソード』(この時点ではまだ「轟世剣」はつかない)が連載開始となる。しかし、急場しのぎ的な体制であった同誌は翌年の1994年10月号をもって休刊、ACT20で打ち切りとなる。 このまま未完で終わるのかと思われたが、徳間書店の「月刊少年キャプテン」に移籍して1995年1月号より『轟世剣ダイ・ソード』と改題し連載再開の運びとなった。この頃の長谷川はこれに前後して学研の「月刊コミックNORA」で『マップス』の連載終了直前、角川が新たに立ち上げた「月刊少年エース」創刊号より『機動戦士クロスボーン・ガンダム』を連載開始という状態であったため、一時的にではあるが3誌同時連載をしており、翌1995年は『マップス』は一応終了したものの、全編単行本描きおろし作品『飛べ!イサミ』と平行になる。 「キャプテン」での連載は順調に進んだが、元々他誌から移籍した作品であるという事情もあり、1996年に同誌編集部は新作への切替を打診、そこで単行本第6巻相当まででとなる1996年9月号のACT41で雑誌連載を打ち切り、最終巻である第7巻を書き下ろし1997年1月に刊行することとなる。 なお、「キャプテン」は同月発行の1997年2月号をもって何の予告もなしに突然休刊したが、第7巻が描きおろしとなったのは前述の理由によるものであり休刊とはまったく関係がないが徳間版の後半の単行本が入手困難な理由の一因ではある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「轟世剣ダイ・ソード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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