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轟 悠(とどろき ゆう)は、宝塚歌劇団・専科に所属する男役(現・劇団理事)。元雪組トップスター。熊本県人吉市出身、人吉市立第一中学校卒業。身長公称168cm。愛称は「イシちゃん」「トム(さん)」他幾つかある。 == 略歴 == * 地方新聞社を経営する父母と兄、弟2人の6人家族の長女で、祖父母とともに熊本県人吉市で育つ。幼少時代から絵画や日本舞踊等の習い事をし、活発で負けず嫌いな子だったという。 * 中学生の時にテレビで初めて宝塚を知り、男役を本物の男性だと思い込み、後に全員女性だと知って驚愕したという。すぐに受験を決意した訳ではなく、将来は獣医かパイロットになりたいと思っていた。時々観劇に行く程度だったが、日本舞踊の師範である大叔母を通じて、1983年に淡路島で大地真央・黒木瞳と対面する。その際大地に受験を勧められ、同年、宝塚音楽学校を受験、見事合格。合格を知った瞬間は入学を辞退しようかと考えていたが、不合格に泣いている他の受験生を見て「私が受験しなければ泣いている受験生の1人は受かっていた。そう思うと、入学を辞退するなんて申し訳ないと思った」と、入学を決意した。 * 1985年、宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は12番。花組公演「愛あれば命は永遠に」で初舞台を踏む。同期に愛華みれ、真琴つばさ、鮎ゆうき、稔幸らがいる。その後、月組に配属。 * 1988年、雪組に組替え。 * 1989年、「ベルサイユのばら」でアンドレを演じ新人公演初主演。 * 1992年、「恋人たちの神話」でバウホール公演初主演。 * 1997年、「真夜中のゴースト/レ・シェルバン」より雪組トップスターに就任し、お披露目公演。前トップスターの高嶺ふぶきから引き続き花總まりとコンビを組むが、宙組の誕生に伴い花總が異動したため、次作より月影瞳を相手役に迎える。また、同期が4組のトップを飾るというのは、宝塚の史上初であった(花組・愛華、雪組・轟、月組・真琴、星組・稔)。他組出身者のトップスターは1985年就任の平みち以来、12年ぶりだった。 * 2000年、平成12年度(第55回)芸術祭演劇部門優秀賞を受賞〔文化庁芸術祭賞受賞一覧>平成8年度(第51回)~平成17年度(第60回) (文化庁ホームページ)〕 * 2002年に春日野八千代に続くような存在に、と請われて専科に異動。同年、菊田一夫演劇賞を受賞。 * 2003年、宝塚歌劇団理事に就任。 * 2014年、第22回読売演劇大賞中間選考会報告で、女優部門の上半期ベスト5に選出された〔「第22回読売演劇大賞」中間選考会報告が発表に (シアターガイド、2014年7月15日)〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「轟悠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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