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準絶滅危惧(じゅんぜつめつきぐ、Near threatened, NT)とは、IUCNのレッドリストなどで定められている保全状況の一つ。ある生物種(または亜種以下の分類群)の生息状況を評価した結果、すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種が準絶滅危惧としてカテゴライズされる。そのためIUCNでは、準絶滅危惧として認定された種の保全状況については、頻繁に、あるいは定期的に再評価を行うことが重要であるとしている。 なお、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは、Near threatenedの訳語を「近危急種」としている〔WWF-Japan 〕。 2011年現在、IUCNのレッドリストで準絶滅危惧に指定されている分類群は3968ある〔IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1. == 概要 == 2001年に公開されたIUCNのレッドリスト (ver. 3.1) から、このカテゴリーはNTと略されるようになった。しかし、2001年以前のバージョンにおいては、準絶滅危惧は低リスク (Lower Risk) というカテゴリののサブカテゴリであったため、IUCNのデータベースではLR/ntと表記されている。そのため、2000年以前に保全状況が準絶滅危惧として評価されたものの、2001年以降に再度保全状況が評価されていない種については、LR/ntまたは (nt) と記載されている。 またIUCN以外のレッドリストでも準絶滅危惧というカテゴリーを設けている場合がある。例えば日本の環境省が作成したレッドデータブックおよびレッドリストでも準絶滅危惧を設けており、2007年現在665の分類群(動物475、植物190)が準絶滅危惧に指定されている〔 (2011年7月23日閲覧)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近危急種」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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