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ちゃんぽんは、豚肉・野菜・魚肉生産品(場合によっては魚貝類そのもの)を具とした日本の郷土料理。長崎の麺料理が有名。 なお、「色々な物を混ぜること、または混ぜたもの」を指すちゃんぽんについても本項の#形容としての「ちゃんぽん」で記述する。 == 語源 == 長崎ちゃんぽんの語源については、諸説〔四海樓 - ちゃんぽんの由来 〕〔長崎ちゃんぽんの歴史と由来 〕ある。福建語の挨拶「吃飯」もしくは「吃飯了」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説〔〔廈門の閩南語では「チャップン」という発音であるが、創業者陳平順の母語であるはずの福州語では「シエップオン」という発音(馮愛珍,『福州方言詞典』p408,1998年,江蘇教育出版社)で、音が合わず、疑わしい。〕、同じく福建語の「混ぜる」を意味する語「混」から来ているとする説が存在する〔「掺混」を福州語で読むと「サンホウン」、廈門の閩南語で読むと「チャムフン」で、音が合わない。普通の言い方で混ぜることは、福州語では「攙」(ツァン)または「拌」(プアン)といい、こじつけるならばむしろ「攙拌」の方が音が近い。閩南語では「掺」チャムの他にラムともいう。北京語で読むとchānhùn チャンフンであるが、北京音が出てくる必然性がない。〕。また、沖縄のチャンプルーと関連があるともいわれる。マレー語およびインドネシア語の「campur(チャンプル〔沖縄の「チャンプルー」と異なり、語末は母音が存在しない強い巻舌音であり、場合によっては「チャンプン」もしくは「チャンポン」と受け取られる可能性がある。〕)」、「ちゃんぽん」、「チャンプルー」はともに「混ぜる、ごちゃ混ぜにする」という意味があり、同一語源の可能性がある。後述の沖縄のちゃんぽんはおかず載せごはんであるが、その形態はインドネシアのナシチャンプル(nasi campur ナシはご飯の意味)と一致する。 語源事典では「異なるものを混ぜること」の語源として、鉦の音(ちゃん)と鼓の音(ぽん)という擬音としてつなげた近世(江戸時代)の造語〔用例:(洒落本)鼻山人『花街鑑 』(1822年)- 「芸者の滑稽、チリツルテン、ちゃんぽんの大さわぎ」。〕であるとしている〔米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年、371頁。ISBN 978-4490106381。〕〔山口佳紀編 『暮らしのことば 語源辞典』講談社、1998年。ISBN 978-4061250376。〕〔前田富祺監修『日本語源大辞典』小学館、2005年。ISBN 978-4095011813。〕〔杉本つとむ『語源海』東京書籍、2005年。ISBN 978-4487797431。〕〔西垣幸夫『日本語の語源辞典』文芸社、2005年。ISBN 978-4835589206。〕。これらの語源事典では、「混ぜること」より発生が遅い料理名の「ちゃんぽん」について、中国語説を取り上げながらも、「混ぜること」の意味から影響された名前としている。 ただ、いずれも根拠が乏しく単なる連想による民間語源の可能性が強い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ちゃんぽん」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Champon 」があります。 スポンサード リンク
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