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近江国風土記(おうみのくにふどき)は、近江国の風土記。逸文であるため、内容は『帝王編年記』などの二次資料によるしかない。 断片的な文の中で特筆すべきなのは、伊香郡余呉湖に伝わる羽衣伝説と竹生島の伝承に言及している箇所である。 == 余呉湖の羽衣伝説 == 古老伝に曰く、近江国伊香郡与胡郷の伊香小江(いかご の おえ)は、郷(さと)の南にあり。天の八女(やおとめ)、ともに白馬となり、天より降りて、江の南の津で浴す。伊香刀美(いか とみ)西山に有りて、遥かに白鳥を見る。その形奇異なるによりて、もしやこれは神人(かみこの)かと疑(おも)いて、住(ゆ)き是(これ)を見るに、実に神人なり。是に於いて、伊香刀美即(ただ)ちに感愛を生じ、環去するを得ず。窃(ひそか)に白犬をやり、天衣を盗み取り、弟(いうと)の衣を隠し得たり。天女、これを知り、その兄(あね)七人、飛びて天上に去る。その弟一人飛び去るを得ず。天路(あまぢ)、永く塞がり、即ち地民(ぢのたみ)となる。天女の浴(ゆあみ)せし浦を、今神浦という。伊香刀美、天女の弟女と、ともに室家をつくり、此れに居て、遂に男女を生む。男二人、女二人にして、兄の名を恵美志留(オミシル)、弟の名を那志等美(ナシトミ)、女の名を伊是理比咩(イセリひめ)、次女の名を奈是理比咩(ナセリひめ)という。これ此の伊香連等の先祖なり、後に母天の羽衣を捜し取り、着て天に昇る。伊香刀美、独り空床(からのとこ)を守り、嘆詠(たんえい)断(いた)えず。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近江国風土記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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