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近鉄18000系電車 (きんてつ18000けいでんしゃ) とは、1965年に登場した、近畿日本鉄道の京都線・橿原線系統用特急形電車である。 == 概要 == 1964年に運行を開始した、京都 - 橿原神宮駅(現・橿原神宮前)間の特急 (京橿特急) を増強するため、旧型車の制御装置や主電動機を流用して製造された車両である。 京橿特急には当初、京都線の前身である奈良電気鉄道から引き継いだデハボ1200・1350形を特急用として改造した680系2両編成2本が充当され、本務1運用、予備1運用の体制で1日6往復の運行を開始していたが、運行開始からわずか2か月後の1964年12月1日には近鉄京都 - 近鉄奈良間特急(京奈特急)が1日5往復設定され、680系は2本とも定期運用に充当される状況となっていた。しかも、翌1965年3月には利用の多い京奈特急が1往復増発されて京都発着特急の等間隔ダイヤ化〔午前9時台から午後7時台まで毎時45分発で橿原神宮前あるいは近鉄奈良行き特急が設定された。〕が実施された結果、680系検査時の予備として用意された吊掛駆動・非冷房の「予備特急車」こと683系が本務3運用化した定期特急に恒常的に充当され、さらにはその予備車として旧奈良電気鉄道から継承された旧型のクロスシート車編成〔モ670形およびク570形。旧デハボ1100形およびクハボ700形。〕までもが一般車塗装のままで特急運用に駆り出される〔実際に複数回この「予備特急の予備」編成が一般車塗装のままで特急標識を掲げて特急運用に充当されたことが確認されている。「関西の鉄道」NO.28(関西鉄道研究会、1993)p106「待合室 近鉄京都特急の予備予備特急運用」に詳細及び写真あり。〕という厳しい状況に陥っており、冷房の稼働が必要となる夏を前にして、運用ごとのサービス格差の改善が急務の状況にあった。 もっとも、京都・橿原線系統は車両限界が大阪線などと比較して小さく、しかも架線電圧も直流600Vで低かったため、特急車を用意するには在来車からの改造かそれとも専用設計の小車体断面車を新造する必要があり、近い将来の車両限界拡大と架線電圧の昇圧が検討されていた当時の情勢では、試行的な意味合いが強かった京橿特急のために専用車を完全新造車として用意するのは困難な状況であった。 そこで、車体については小車体断面に対応するものを新規設計するが、高価な電装品については在来車から流用することで汎用性のない600V専用機器の新造を避けるという妥協案が出され、本系列が京都線系統では初めての本格的な特急車として製造されることとなった。 形式称号は当時の奈良・京都・橿原線用通勤車の番号割り当てが8000番台であったことから、これに特急車であることを示す10000を足して18000系とされた〔この命名ルールは同時期設計の南大阪線向け16000系にも適用されている。〕。 本系列は、以下の通り合計4両が2回に分けて製造されている。 *1965年6月2日竣工 *モ18001 : 橿原神宮前向き制御電動車 (Mc) *モ18002 : 京都向き制御電動車 (Mc) *1966年3月31日竣工 *モ18003 : 橿原神宮前向き制御電動車 (Mc) *モ18004 : 京都向き制御電動車 (Mc) なお、全車とも近鉄の子会社である近畿車輛で製造されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄18000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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