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近鉄21020系電車(きんてつ21020けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の特急形車両。6両編成2本が在籍し、「アーバンライナーnext」の愛称を持つ〔。 解説の便宜上、本項では大阪上本町・大阪難波側の先頭車の車両番号 +F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:モ21121以下6両編成=21121F)。 == 概要== 21000系「アーバンライナー」が登場して15年近くが経過し、バリアフリー対策および受動喫煙対策など、社会観点からの要請や変化に対応するために更新工事が必要になった。そして21000系の工場入場時の代替として、2002年10月に2編成が近畿車輛で製造された。2002年12月23日に暫定営業開始、2003年3月6日のダイヤ変更から名阪特急で運用開始した〔『Rail Magazine』(第233号)2003年2月号、2003年2月、 112 - 115頁〕。 社会情勢の変化に対応するために客室は全席禁煙となり、喫煙者専用のスペースが新たに編成中3か所に設けられた(2007年9月以降は2か所)。この他、名阪特急に占める女性客の比率が約4割〔『鉄道ピクトリアル』(第728号)2003年2月号、64 - 69頁〕と多いことを勘案して、トイレを男女別に振り分けた。座席は、でん部の苦痛を和らげるために新機軸の構造を採用した。ほか、車椅子対応トイレの形状を円弧形にするなど、後の新幹線やJR在来線特急、私鉄特急に引き継がれた設備が多い〔新幹線N700系、小田急50000形、京成新AE形などに円弧形トイレが採用され、チルト機構の座席も名鉄2000系など各社の車両に採用された。〕。 当該系列のコンセプトはそのまま21000系更新の際にも適用され、さらに2009年竣功の22600系に対しては一層進化させて引き継がれた〔『鉄道ファン』(第583号)2009年11月号、40 - 41頁〕。 車両愛称「アーバンライナーnext」の「next」には「次世代に向けてのアーバンライナーの進化型」という意味が付与されている〔『鉄道ファン 』(第502号)2003年2月号、64頁〕。 2003年(平成15年)第46回鉄道友の会ブルーリボン賞、日本産業デザイン振興会選定グッドデザイン賞受賞〔『とれいん』(第409号)2009年1月号、46 - 57頁〕。 近鉄時刻表および駅掲示の時刻表では21000系と同様、当該系列使用列車にはULのロゴタイプが表示される。JTB時刻表では「UL」のローマ字表記で案内される。時刻表では21000系との区別はされず、一体で扱われている。また、近鉄時刻表では車椅子マークも併記される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄21020系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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