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1480系電車(1480けいでんしゃ)とは、1961年から1966年にかけて製造された〔カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」p.55(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058 〕、近畿日本鉄道の大阪線用通勤車である。 勾配区間のある大阪線での運用に対応しながら、全電動車方式から付随車を連結した方式に変更した系列である。 本項では、同系と増備型の2470系電車、鮮魚列車専用車に改造された1481系電車も含め紹介する。 == 1480系 == 1480系は、それまでの大阪線通勤車である、1470系が全電動車方式で、勾配区間が少なく比較的平坦な上本町-河内国分間の普通列車中心に使われる形式(古くは「区間車」と称した)だったのに対し、河内国分以東伊勢方面への直通列車にも使用できるよう、出力向上を図りながら付随車も連結するようにしたのが特徴である〔。 編成はモ1480形(偶数、Mc)-モ1480形(奇数、M)をユニットとして固定し、これにク1580形(Tc)またはク1590形(Tc)を連結する編成となった〔。ク1580形のうち、最初の3両は便所を装備し、団体列車にも使用できた〔。ク1590形は増結用で電動発電機を装備し、平坦区間では電動車と制御車が2両ずつの4両編成として運行可能とした〔。 モ1480形(奇)は、近鉄の高性能通勤車としては初めての中間電動車で、連結部の窓の割り付けが左右対称となっており、以降に製造された通勤型とは異なっている。以後に登場した通勤型の中間車は、一方の連結部長さが長く2連窓になった。これは制御車の寸法に合わせたためであり、中間車と制御車で割り付けを変えているのは、本系列だけの特徴である。 車内設備は、座席はロングシートで、色はエンジ色である。ドア横の立席スペースが広く取られているため、他の統一規格車と比べて座席定員は先頭車・中間車とも48名と少ない(他の統一規格車は58 - 64名)〔。冷房装置は搭載せず、押し込み型通風器を屋根上に設けた。貫通路はモ1480形(奇)-モ1480形(偶)のユニット間は広幅、他は狭幅としているが、2・3次車はすべて広幅である。 1961年から1966年にかけて3次に亘り合計32両(3両編成9本27両、ク1590形5両(3次製造分))が近畿車輛で製造され〔〔、大阪線の通勤形電車として同線全線及び晩年は名古屋線、山田線でも運用した〔。河内国分以西の平坦区間では、ク1590形を増結した2M2T編成でも運用された。その後の大阪線用3両編成の新製車は2430系に移行した〔ただし、機器構成や3両編成を基本とした編成形態などを勘案すれば、廃車発生品の流用ではあるが類似した主電動機を搭載した抵抗制御車である2680系や2000系が該当する。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄1480系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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