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近鉄26000系電車(きんてつ26000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の特急形車両である。さくらライナーの愛称をもつ。 解説の便宜上、本項では吉野向きの先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:モ26101以下4両編成=26101F)。 == 概要 == 大阪阿部野橋と吉野を結ぶ吉野特急は1965年に運転を開始して、1990年で25周年を迎えた。これを機にさらなる高品質の輸送サービスを提供するために投入されたのが26000系である〔『鉄道ファン』(第349号)1990年5月号、62 - 66頁〕。車体をはじめ内装は21000系「アーバンライナー」のデザインを流用するも、飛鳥、吉野路を走行するにふさわしい観光的要素でリファインした。1990年3月15日ダイヤ変更から営業運転を開始した。 本系列は車両構造・技術面において過度期の特急形車両であり、新旧を織り交ぜた構造・機能を多分に有する。つまり、運転台の2ハンドルディスクをはじめ、ドア上部のフリーパターンディスプレイ設置、肘掛内蔵式の座席テーブル、前照灯の4灯化など、今後のスタンダードとなる装備が採用された一方で、抵抗制御方式とシュリーレン式台車をはじめ、折戸式客用扉、簡易リクライニング機構や和式トイレ等、特急車両としては本系列をもって採用終了となる装備も多数挙げられ、その意味ではやや中途半端な位置づけとなった。しかし16000系や16010系が長らく旧態依然の回転式クロスシートの上にデッキもない設備であった中で〔藤井信夫 『車両発達史シリーズ2 近畿日本鉄道 特急車』144 - 146頁〕〔1967年に12000系がデビューして以来、近鉄特急車はリクライニングシートを採用してきた。しかし、16000系は1965年が製造初年で、この時点では回転クロスを採用する分には合理的理由があったにせよ、その後の増備車は12000系や12200系が製造された後でもなお回転クロスが採用された。それというのも、当初は回転クロスで製造された11400系が1969年に増備された際、ク11520形がリクライニングシートに改められたことで、この点で吉野特急は明らかに標準軌線の特急車とは意図的に差が付けられていた。さらに1981年、12410系とほぼ同時期に製造された16010系でも10100系から転用した中古の回転クロスシートを取り付けた。16010系はデッキも設置されなかった。よって26000系の出現は吉野特急にとって設備面の一大躍進であった。〕、26000系は吉野特急の品質向上に大いに寄与した〔。 1990年にグッドデザイン賞を受賞した〔『信頼のネットワーク 楽しい仲間たち きんてつの電車』 近畿日本鉄道 13頁〕。 本系列充当の特急列車には、近鉄時刻表、および近鉄の駅掲示の時刻表に「SL」を図案化したロゴタイプを表記する。JTB時刻表では「SL」のローマ字を表記する。また、2011年に車体更新を受けた際、普通車1両を特別車両(デラックスカー)に変更した。デラックスシートの設定があるため、時刻表にもその案内が追記された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄26000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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