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近鉄道路(きんてつどうろ)は、三重県津市から松阪市へ至る市道・県道に付けられた愛称、俗称。 1961年1月(昭和36年)廃線となった近鉄伊勢線の敷地跡を、道路として利用したことに由来する。 == 概要 == 正式名称ではないので、距離や起点終点などは不詳。国道23号(伊勢街道)と、国道42号(熊野街道)に概ね平行している。 伊勢線の起点だった江戸橋駅周辺は再開発されているが、津駅東口(栄町三丁目交差点)のカーブに線路の面影がある。安濃川鉄橋は撤去され、塔世橋南詰から雲出大橋北付近まで約9kmにわたって市道が整備されている。 松阪市との境界である雲出川の鉄橋は水道橋に掛け替えられ、周辺は廃道となっているため国道か県道413号を迂回する必要がある。 松阪市内の市道は、小舟江町から近鉄山田線松ヶ崎駅付近に至る約4km(途中の三渡川は橋が無く国道を迂回)が整備され、さらに県道756号となって新松阪駅があった黒田町交差点に至る約5kmが、伊勢線の跡にあたる。 県道は紀勢本線徳和駅を経て櫛田川左岸の山下町に至るが、この約5kmは対岸の県道37号ほかの約13kmと共に、1942年(昭和17年)に廃止された関西急行鉄道(近鉄の前身)新松阪~大神宮前間にあたる。 伊勢電気鉄道は、津市内の一部を除いて単線であったが、近鉄道路は全体にわたり、片側1車線でよく整備されている。もとが鉄道の路線であったので、津市内や松阪市内の一部を除いて曲線(カーブ)もほとんど無く、その点では高規格と言える。津市内には、岩田川にかかる当時の鉄道線の鉄橋(複線)を流用したものが現在でも使用されている。また、松阪市北部では近鉄やJRと立体交差する関係から、盛り土部分が連続し、一般道路とも立体交差している。旧駅付近の側道や接続する道路の配置、ホーム跡、緩やかなカーブなどがかつての鉄道線の面影を残している。 自動車交通の発展に伴い、朝夕は市街地で交通渋滞が起こる事が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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