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迷歯亜綱(めいしあこう Labyrinthodontia)は、デボン紀末に最初に陸に上った四肢動物から始まり、石炭紀・ペルム紀・三畳紀にかけて繁栄し、その後衰退しつつも白亜紀前期まで存在した両生類の1グループである。 名のとおり、歯の表面のエナメル質が複雑に内部に折り込まれ、断面が迷路状になった「迷路歯」を特徴とする。これは肉鰭綱(シーラカンスなど)に属する祖先から受け継いだ形質である。 == 特徴 == ふつう以下の特徴を持つ。 *迷路歯。顎骨の縁に並んでいるだけではなく、口蓋前部の平らなところにも生えていた。 *頭骨は極めて堅固で、頭頂部に松果体孔と、後面の両側には耳切痕という鼓膜が張られていた陥凹があった。 *魚類では鰓弓の一部であった舌顎骨が鐙骨という細長い骨に変化し、鼓膜の振動を内耳に伝達していた。 *陸上の重力に抗するため、四肢と肢帯が発達していた。 *椎骨は側椎心、間椎心、神経弓という3つの要素からなり、それが頑丈に関節することによって地上で体を支えることが出来るようになった。これらの骨の特徴が分類の大きな基準になる。 *多くの種で外鰓を持った幼生が確認されている。 *多くの種で側線器官が見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「迷歯亜綱」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Labyrinthodontia 」があります。 スポンサード リンク
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