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『逃走迷路』(とうそうめいろ、原題: ''Saboteur'')は、 アルフレッド・ヒッチコック監督による1942年のアメリカ映画。自由の女神像での場面がクライマックス〔山田宏一・和田誠『ヒッチコックに進路を取れ』(草思社)で、山田は「もう見せ場に次ぐ見せ場、ものすごく盛りだくさんで、びっくりした」といい、和田は「トリュフォーとの対話【『映画術』】では、詰め込みすぎてよくないとヒッチコック自身は言ってる」という。〕。 == あらすじ == カリフォルニア州グレンデールの航空機製造会社で働くバリー・ケインは、軍需工場への破壊工作( サボタージュ)の濡れ衣を着せられる。親友のメイソンに渡した消化器にガソリンが詰めてあり、被害が拡大したとして事件の容疑者に仕立てられる。手がかりはバリーに消化器を渡した男フライだったが、従業員ではなかった。 事件の前にフライが落とした封筒にあった住所「ディープ・スプリングス牧場」に向かう。だが、大牧場主のトビンはフライという男など知らない、と言い放つ。トビンの孫がテーブルにあった手紙を無邪気にバリーに渡す。フライからの電報で「ソーダシティに向かう」と書いてあった。しかし、トビンの電話で駆けつけた警察にバリーは逮捕。護送中、スキをついてバリーは橋から飛び降りて逃げる。人目のつかない小屋に避難し、盲目のミラー(マーティン)という紳士に助けられる。広告の看板娘にもなっている姪のパットは「市民の義務」だから当局に引き渡そうとするが、無実を主張するバリーに心動かされ、犯人捜しを手伝うことに。サーカスの一団がかくまってくれたり、捜査網をくぐり抜けるうちに、2人は愛し合うようになる。 ソーダシティで2人は廃墟の中にナチの破壊工作員たちの連絡場所を見つける。工作員に接触し、自分もメンバーのふりをしてニューヨークに発つ。 ニューヨークで、バリーはパーティーが開催中の豪華マンションに連れて行かれる。そこには逃れたはずのパットが警察に事実を話そうとしたとして捕えられていた。バリーはパーティーの客たちに主催者がナチの工作員であることを告げようとするが失敗。地下に監禁される。スプリンクラーを作動させ、消防隊を呼び、騒ぎに乗じてマンションを逃げ出す。新聞でブルックリンのキアニーヤードで進水式があることを知ったバリーは工作員のひとりが何度も「キアニー」という言葉を口にしていたことを思い出す。彼らの目的は、戦艦アラスカ号爆破だったのだ。造船所に急行したバリーはついにフライともみ合う。ロックフェラー・センターから自由の女神像へと逃げ、パットが追いかける。そこへバリーや警官たちが船で追いかけてくる。フライは窓から外に逃げ、バリーが追いかけるが、足を滑らせたフライを助けようとする。しかし、袖が徐々に破れてきてフライは落下して死ぬ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「逃走迷路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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