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温泉マーク(おんせんマーク、)または温泉記号とは、地図(地形図を含む)において温泉・鉱泉の位置を示す地図記号である。またそれが拡張されて公衆浴場施設を示す記号にも用いられる。2万5千分1地形図図式(平成14年式)における通し番号は125。ユニコード2668 、JIS X 0213 1-6-76。 == 概要 == 地形図の地図記号として最初に現れるのは、1884年(明治17年)の「假製2万分1地形圖圖式」( 仮製図式)においてである〔(財)日本地図センター 「地図記号のうつりかわり -地形図図式・記号の変遷-」 1994年(平成6年)3月31日発行,pp.126-127〕。この図式は、1884年(明治17年)から1890年(明治23年)にかけて陸軍参謀本部陸地測量部が測量した大阪地方の准正式地形図に用いられたものである。この図式の記号の数は約295と多数であり、温泉記号を始め後の地形図図式の起源となった記号も多い。例えば、営林署(林務署)、裁判所、立像、温泉記号などである〔(財)日本地図センター 「地図記号のうつりかわり -地形図図式・記号の変遷-」 1994年(平成6年)3月31日発行,p.17〕。 これ以降、地形図の記号として一貫して使用されている。ただし、その名称は、明治17年(仮製図式)~明治28年式においては「温泉」、明治33年式~昭和17年式においては、「礦泉」、昭和30年式~昭和35年式においては「温(鉱)泉」、昭和40年式以降は「温泉・鉱泉」となっている。 明治時代から公衆浴場や旅館、赤線などの施設を示す記号として使用されていた。また、クラゲを上下逆にしたような形状であることから、隠語としてさかさくらげとも呼ばれ、連れ込み旅館やラブホテルを意味する。 1960年代、旅館に温泉マークを使用することが禁止される。その後、徐々に浴場を示すマークとして定着した。台湾や朝鮮半島でも日本統治時代以来、旅館などで使用され続け、韓国では現在でも温泉マークが旅館を表す記号として使用されている(温泉施設、公衆浴場にも使用されている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「温泉マーク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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