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水彩(すいさい、英:''Watercolor painting'' )とは、水を溶剤とする絵具、及びその絵具を使用して描かれた絵画のこと。水彩絵具で描かれた絵を水彩画(すいさいが)と言う。 == 歴史 == 水彩画の歴史は非常に古く、旧石器時代のヨーロッパで洞窟に描かれた絵にまで溯ると思われる。少なくともエジプト王朝時代から写本彩色の為に水彩は使用され、特に中世ヨーロッパでも使用され続けてきた。中世の彩色写本はもともとパーチメント(羊の皮)、ヴェラム(子牛の皮)などに卵白テンペラで描かれていたが、次第に紙にアラビアガムの展色剤で描かれるようになった〔ミッシェル・クラーク『ビジュアル美術館 第7巻 水彩画の技法』10頁 〕。ヴェラムでは紙のようなにじみの効果は期待できず技法的に現在の水彩とは隔たりがあった。芸術の手段としての継続的な歴史はルネサンス期から始まる。ドイツの画家アルブレヒト・デューラー (1471-1528) は、植物、動物、風景のすぐれた水彩画を残していて、水彩画の最初期の代表的作家であると考えられている〔橋 秀文『カラー版 水彩画の歴史』27~30頁〕。ドイツのハンス・ボル (1534-1593) を筆頭とした重要な水彩画の流派がデューラー・ルネッサンスの一部として存在した。 このように古い歴史がありながら水彩はバロック時代の油絵画家からはスケッチや模写あるいは漫画(サイズの小さいデザイン画)の道具として使用されるのが一般的だった。この初期の水彩画に於いて目立つ存在といえば、(英国滞在時の)アンソニー・ヴァン・ダイク、クロード・ロラン、ジョバンニ・ベネデット・カスティリオーネのほかオランダ、フランドルの画家が挙げられる。しかし、水彩画の歴史に於いて古くまた重要な伝統は植物画、生物画であろう。植物画はルネサンス期に人気が出て本や新聞の木版画に彩色を施したり、羊皮紙や紙に描いたドローイングに彩色を施した物であった。植物画は初期から精巧で完成した水彩画の分野であり、今日でも、対象をフルカラーで理想化し明確に捉えまとめることができる特徴により科学的な出版物や博物館の出版物のイラストレーションに使用されている。生物画は19世紀にジョン・ジェームズ・オーデュボン等により最盛期に達した。今日でも多くのフィールドガイドは水彩画で彩られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水彩」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Watercolor painting 」があります。 スポンサード リンク
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