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透水性舗装(とうすいせいほそう、)は、道路路面に降った雨水を舗装内の隙間から地中へ還元する機能を持った舗装構造である。 本項目では、類似する性格を持つ機能性舗装である排水性舗装(はいすいせいほそう)についても記す。 == 概要 == 通常、舗装材料に用いられるアスファルトやコンクリートはその耐久性の観点から空隙率が小さく密実な材料ほど良質とされていることもあり、基本的にはほとんど水を通さない。しかし、敢えて空隙を与え、水を通しやすい構造とすることで雨水を舗装面にためず、地下に浸透させることで水たまりをなくすことを目的としたものが透水性舗装である。 アスファルト舗装の場合、粘度の高い改質アスファルトを使用し、粗骨材の割合を高め空隙率を高めに設定する。これによりアスファルト合材が粟おこし状の多孔質構造となり、透水性を持たせることができる。合材アスファルト舗装以外では、インターロッキングブロック舗装も透水性を持つ。 排水性舗装は雨水を地下に浸透させることを目的とするが、この場合は路床や路盤も透水性を持つことが前提となるため、路盤に透水性の高い材料を用い、場合によっては路床と路盤の間に透水性を高めるためのフィルター層(砂など)を挟む必要がある。しかし透水性の高さと支持力が相反することから、一般的には車道には不向きである。このため、透水性舗装を表層のみに使い、基層を通常の(透水性のない)舗装材料として舗装内で雨水を舗装内に仕込んだ排水溝(または暗渠)へ処理する構造としている。これが排水性舗装である。 舗装表面が多孔質 (porus) であることが前提となるため、排水性舗装と透水性舗装を統合して「ポーラス舗装」(ポーラスアスファルト舗装、ポーラスコンクリート舗装)と表現することもある。 NEXCOでは、高速道路に用いた排水性舗装を高機能舗装I型と称している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「透水性舗装」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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