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途中越(とちゅうごえ)は京都市左京区大原小出石町と滋賀県大津市伊香立途中町の境に位置する峠。栃生越(とちゅうごえ)、竜華越(りゅうげごえ)または途中峠とも呼ばれる。なお、広義には峠前後の道の名称としても呼称される〔用例は、外部リンク先を参照。〕。 国道367号と国道477号の重複区間となっている。標高は382m。 == 概要 == 峠の名称は、延暦寺の僧侶で千日回峰行を創始した相応和尚(そうおうかしょう)がそれぞれ開山した無道寺〔無道寺谷とも。〕(865年開山、延暦寺山内にある)と、葛川明王院(859年開山)の中ほどに位置する「龍花村」を「途中村」と命名したことから途中越と呼ばれるようになったと伝えられている〔『新註 近江輿地志略 全 改訂校註』 - 宇野健一 編、弘文堂書店 刊(1976年9月) p.348〕〔由来については、18世紀に膳所藩士の寒川辰清によって著された『近江輿地志略』(参考:近江輿地志略 (寒川辰清自筆本)1 - 滋賀県教育委員会)では、『聖之記』からの引用として紹介している。〕。また、龍華越または橡生越〔宇野 p.37,p.349〕とも称されたほか、朽木にあった橡生村と区別するため〔寒川は、貝原篤信によって著された『諸州巡の記』からの引用として紹介している。〕に龍華橡生とも称された。 この峠を通る国道367号はかつての鯖街道(若狭街道)をおおむね踏襲しているが、京都から出発して最初の難所がこの峠であった。 峠から少し滋賀県側に進んだところには、途中トンネルがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「途中越」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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