|
速水 融(はやみ あきら、1929年10月22日 - )は、日本の経済学者。歴史人口学、日本経済史専攻。国際日本文化研究センター名誉教授、慶應義塾大学名誉教授、麗澤大学名誉教授、文化勲章受章者。日本に歴史人口学を導入したことで知られる。また「勤勉革命」を唱え、世界における勤勉革命論のきっかけを作った。英文の著作もある。 岡田元也イオン社長、岡田克也民主党幹事長は従甥。國學院大学元教授速水敬二の長男。速水敬二は京大哲学科の先輩にあたる哲学者三木清の義兄で、東畑精一の弟。三木の娘永積洋子東大名誉教授は従姉妹。融の伯父である東畑も、融同様、文化勲章を受章し学士院会員でもあった。なお東畑の長男、隆介は慶大文学部教授であったので、従兄弟同士が慶応の教授を務めていたことになる。 1966年、慶応大学経済学博士。論文の題は「初期検地帳の研究 」。 ==来歴・人物== 東京府豊多摩郡高円寺出身、東京都杉並区在住。東京府立一中を経て、1950年(昭和25年)に慶應義塾大学経済学部を卒業する。1966年(昭和41年)に経済学博士号を取得する。 日本常民文化研究所研究員として江戸時代の漁業史を研究し、1953年(昭和28年)に慶大助手、助教授を経て、1967年(昭和42年)に慶大教授、1989年(平成元年)に慶大を退職する。国際日本文化研究センター教授、1995年(平成7年)麗澤大学国際経済学部教授、2005年(平成17年)に退職する。斎藤修、鬼頭宏、友部謙一、黒須里美、田代和生などの弟子を育てた。「武士の家計簿」の著者としても知られる磯田道史は田代和生の弟子に当たり、速水からも学んだ。近年は江戸時代を離れ大正期について研究を続けている。 1994年(平成6年)に紫綬褒章、1995年(平成7年)に日本学士院賞、2000年(平成12年)に文化功労者、翌年に学士院会員、2003年(平成15年)に学術会議会員、勲二等旭日重光章、2009年(平成21年)に文化勲章、2010年(平成22年)に杉並区名誉区民。他に慶應義塾福沢賞など。 府立一中時代の同級生に宇沢弘文東大名誉教授がいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「速水融」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|