|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 造船 : [ぞうせん] 1. (n,vs) shipbuilding ・ 船 : [ふね] 【名詞】 1. ship 2. boat 3. watercraft 4. shipping 5. vessel 6. steamship ・ 疑 : [ぎ] 【名詞】 1. doubt 2. distrust 3. suspicion (of) ・ 疑獄 : [ぎごく] 【名詞】 1. scandal 2. graft case
造船疑獄(ぞうせんぎごく)とは、第二次世界大戦後の日本における計画造船における利子軽減のための「外航船建造利子補給法」制定請願をめぐる贈収賄事件。1954年1月に強制捜査が開始された。政界・財界・官僚の被疑者多数が逮捕され、当時の吉田茂内閣が倒れる発端となった事件の一つ。 ==経緯== 東京地検特捜部による海運、造船業界幹部の逮捕から始まった捜査は政界・官僚におよび、捜査主任検事の河井信太郎による大野伴睦の取り調べからはじまり有田二郎ら国会議員4名の逮捕などを経てさらに発展する気配をみせた。 同年4月20日、検察庁は当時与党自由党幹事長であった佐藤栄作を収賄容疑により逮捕する方針を決定した。 しかし、翌4月21日、犬養健法務大臣は重要法案(防衛庁設置法案と自衛隊法案)の審議中を理由に検察庁法第14条による指揮権を発動し、佐藤藤佐検事総長に逮捕中止と任意捜査を指示し、直後に法務大臣は辞任した。後任法務大臣の加藤鐐五郎は「4月21日の法相指示は国会閉会とももに自然消滅する」と佐藤検事総長に通知している。 4月30日には参議院本会議で指揮権発動に関する内閣警告決議が可決された。衆議院は9月6日に証人喚問をおこない、佐藤検事総長は「指揮権発動で捜査に支障が出た」と証言。その後、衆議院は吉田を証人喚問議決をするも、吉田は病気を理由に拒否。その後、衆議院は拒否事由が不十分として議院証言法違反で吉田を告発するも、不起訴処分となった。 逮捕者は71名にのぼり、起訴された主要な被告のうち7名が無罪、14名が執行猶予付きの有罪判決を受けた。佐藤栄作は後に政治資金規正法違反で在宅起訴されたが、国連加盟恩赦で免訴となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「造船疑獄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|