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週刊ベースボール : ミニ英和和英辞書
週刊ベースボール[しゅうかんべーすぼーる]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しゅう]
  1. (n,n-suf) week 
週刊 : [しゅうかん]
 【名詞】 1. published weekly 
ベース : [べーす]
 【名詞】1. base 2. bass 3. cavity base (歯科:土台)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

週刊ベースボール : ウィキペディア日本語版
週刊ベースボール[しゅうかんべーすぼーる]

週刊ベースボール(しゅうかんベースボール、''Weekly Baseball'')は、ベースボール・マガジン社が発行する野球専門週刊誌1958年創刊。一般的な略称は「週ベ」(しゅうベ)。
なお、別冊として発行している雑誌についても併せて記述する。
== 概要 ==
1958年3月、従来月刊誌として同年4月号まで発行していた『ベースボールマガジン』(1946年4月創刊)を改題する形で、4月16日号を発売・創刊〔参考:『週刊ベースボール』2010年7月26日号(同年7月14日発売、通算2999号)掲載の特集記事「週刊ベースボール3000号カウントダウン企画」。同記事で、「3月に創刊した」「『ベースボールマガジン』を改題」という旨の記述が見られる。〕〔『ベースボールマガジン』は改題に伴い一旦終刊したが、6月号より復刊し1965年まで週ベと並行して刊行。その後も1972年 - 1974年に季刊として復刊した後、1977年6月より月刊として三度復刊。〕。バックナンバー(通算巻数…1年=1巻でカウント、巻次)も従来のベースボールマガジンから引き継いだ(1958年の巻次は、ベースボールマガジン4月号が13巻7号〔本来月刊であるため4号になるのが自然だが、複数号発行した月もあるため7号となっている。〕、週ベ4月16日号が13巻8号となる)。通巻は『ベースボールマガジン』から引き継いだが、通算号数はこの1958年4月16日号から増刊を含めてカウントしている。
同年は、『女性自身』(光文社)、『週刊明星』(集英社)を始め、数多くの週刊誌が創刊された年であり、週ベもまた当時東京六大学野球リーグのスター選手として活躍していた長嶋茂雄のプロ(読売ジャイアンツ=以下、巨人)入りを契機に誕生した。創刊号の表紙は、長嶋と、同じく東京六大学で活躍しており、巨人で三遊間を組む広岡達朗が並んだ写真が飾られる。
当初はその長嶋を始めとして、巨人に関する記事が中心の構成であった。これは、1965年から巨人が9連覇を達成するなど日本プロ野球を牽引する存在であり、週ベを始めとしたマスコミも必然的に巨人中心の報道している流れがあったためである〔『週刊ベースボール50years 創刊50周年記念特別企画』pp.39,75. 他、同誌p.82より福本豊が「セ・リーグの記事が多くパ・リーグの記事が少なかった」と語っている。〕。一方で、12球団のみならず、当時貴重な情報であったメジャーリーグ(MLB)の記事も掲載することで、バランスを確保していた〔『週ベ50years』pp.8,42,45. パ・リーグの記事が少ないという福本の意見に対しても、同誌p.83より江夏豊が「他チームの情報を得るために週ベを読んでいた」と語っているなど、当時の巨人中心の報道と一線を画していた面が見られる。〕。その上で、一貫性があり中身を伴っていた記事も評価され、選手や監督も大きな信頼を寄せていた〔『週ベ50years』p.95. 他、pp.68-77などでOB・現役選手問わず高い評価を受けていることが窺える。〕。
以降、様々な週刊誌や野球雑誌が終刊していく中で野球を専門的に取り上げる雑誌として生き残り続けた週刊ベースボールは、日本プロ野球全体を支え続ける雑誌に成長。後にプロ野球で活躍している選手で、少年時代、週ベの愛読者だったという例も見受けられる〔『週ベ50years』pp.72-77. 他、同誌p.46で大野豊、p.83で堀内恒夫、p.90で小林繁が少年時代愛読していた旨を語っている。〕。選手にとっても、週ベに自分の記事や写真が載ることは一つのステータスであり、特に表紙に載るということは名誉なことであった〔『週ベ50years』pp.68-77〕。
あらゆるメディアが野球を多角的に取り上げるようになった現在も、豊富な情報量と創刊時のポリシーを貫いた記事は健在で、野球関係者を含め読者に受け入れられ続けている。1993年6月7日号で創刊2000号を迎えたときには、創刊以来の雑誌の顔であった長嶋、王貞治による特別対談を掲載。2008年には創刊50周年を達成。50年間にわたりプロ野球の情報を提供し続けた雑誌として、その歴史も認知されている。2010年7月21日発売の8月2日号で創刊3000号を達成。長嶋のインタビュー、王・山田久志の対談などのほか、歴代週ベの表紙を100号おきに紹介した。また、8月16日号(8月4日発売)まで3週に渡り、3000号記念の特別付録としてスペシャルベースボールカードが封入された。
現在は毎週水曜日発売。後述の企画の他、注目されている野球界の話題に関する連載やコラム、やくみつる4コマ漫画、読者によるアンケートのコーナー、独立リーグや日本国外のプロ野球リーグに関する情報などが掲載されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「週刊ベースボール」の詳細全文を読む




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