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遊車[ゆうしゃ]
遊車(ゆうしゃ、)とは、鉄道による貨物輸送に際して、輸送上の理由により連結される荷重を負担しない貨車のことである。主に以下の3種がある。前二者については、通常は無賃でなく標記荷重トン数に応じた運賃が徴収される。他に、ク5000形車運車運用時に、電気機関車のパンタグラフから飛散する鉄粉等が積み荷にかかるのを防ぐ目的で機関車次位にワキ5000形有蓋車等を遊車として連結した例などがある。 ==長尺物輸送時の遊車==
長物車、大物車等に車長を超える貨物を1車または2車跨ぎで積載する場合、その前後あるいは中間に主として空車の長物車を遊車として連結し、輸送を行う。曲線通過の関係上、積み荷の突出量には制限があり、従って遊車の長さは一定以上必要ないため、小型の二軸車が使用されることが多い。当初は遊車として使用する貨車の空きスペースには貨物の積載が認められていなかったが、大正15年の国有鉄道貨物運送規則並補則の制定時に条件付きで可能となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「遊車」の詳細全文を読む
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