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運動エネルギー弾(うんどうエネルギーだん、英語:Kinetic energy penetrator、KEP)とは、炸薬ではなく質量、弾頭硬度、速度といったミサイル・砲弾自身が持つ運動エネルギーによって対象を破壊する機構を持つ弾丸兵器のこと。砲弾とミサイルの違いはあるが運動エネルギーミサイルも本項で説明する。 運動エネルギーによって対象を破壊する機構を持つ兵器の総称を運動エネルギー利用兵器(英語ではKEW、Kinetic energy weapon)という〔デジタル大辞泉KEW 。運動エネルギーを利用した兵器・武器という意味では弓矢や投石機なども含まれる。〕。指向性エネルギー兵器(DEW)に対して、従来型兵器をいう〔デジタル大辞泉DEW 〕。 ==概要== 基本的には成形炸薬弾(HEAT)や粘着榴弾(HESH)と言った爆発・炸裂弾(化学エネルギー弾)に対し、LOSATやCKEMといった運動エネルギーミサイルや、APFSDSのような運動エネルギー徹甲弾、また近年開発されるタングステン弾、劣化ウラン弾などを指す際に用いられる。運動エネルギーを利用した弾丸という広義では、通常の徹甲弾や銃弾などもこれに分類できる。 中空装甲によりHEATが、 飛散防止内張によりHESHが対応された結果、APFSDSやCKEMのように、弾体自体の速度によってユゴニオ弾性限界を超え、中空装甲と飛散防止内張を突破する弾薬が生み出された。 ただし、ユゴニオ弾性限界を超えることによって装甲を突破する弾薬への対策として設計されたセラミック複合装甲が十分な厚みを持っていた場合は通用しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「運動エネルギー弾」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kinetic energy penetrator 」があります。 スポンサード リンク
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